ネパール国旗の意味や由来

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四角形ではない世界でオンリーワンの旗…それがネパール国旗です。

どうしてこんな形になったのか?

どんな意味がネパールの国旗にはあるのか?

万国旗で一際異彩を放つネパール国旗について迫ります!

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目次

ネパール国旗の意味

ネパール国旗の由来

ネパールの由来

エベレストの高さは何メートル?

基礎情報

まとめ

ネパール国旗の意味

ネパール国旗は三角形が2つ重なった四角形ではない世界唯一の旗です。

三角形が2つに、赤地に青の縁取り、月と太陽の意匠、が施されています。

三角形はヒンドゥー教の神々によって良く使われた三角形から来ていると言われています。

更に、ヒマラヤ山脈ののこぎり状の形状を表しているとも言われています。

2つある理由はそれぞれがヒンドゥー教と仏教を表しているからとのことです。

赤色はシャクナゲの色で戦いの勝利を示しています。

何故シャクナゲなのかと言いますと…ネパールの国花がシャクナゲだからです。

青の縁取りはヒマラヤの濃紺の空の色を表しています。

また、平和も意味しています。

勝利と平和…矛盾している気もしますがどうなんでしょうね。

平和が良いけど戦うからには勝つぞ!という意気込みを表しているのかもしれません。

さて、次は月と太陽の意匠についてですが…月?

どれが月だって?

解る。

そう言いたい気持ちは解るよ。

でもまぁ聞いてくれ。

上の三角形の旗にあるのは月なんだ…ほら、月と思ってみていたら月に視えて来ただろう?あなたは段々月に視えてく~る…あなたは段々月に視えてく~る…

え?こない?

そっか…ごめんなさい…

まぁそんな訳(?)で上段が月、下段が太陽なんですよ。

太陽は力と…ん?力?

力が欲しいか…?

力が欲しいか…?

ならばくれ…はい、力と1846年から1951年までネパールで専制政治を行ってきたラナ将軍家を象徴しています。

ラナ将軍家は宰相を代々引き継いでネパールを実質支配していたようです。

また、太陽から出ている12本の光線は12か月を表していて、1年を意味します。

月は平穏とネパール王室を表しています。

また太陽と月はヒンドゥー教の旗としては良く見られるものであり、この組み合わせによってネパールが太陽と月のように持続し、発展するようにという願いが込められています。

では何故四角形1枚に月と太陽を納めないで三角形が2つになったのか。

そこについて視て行きましょう。

え?何?

月から出ているとげとげのついた丸についての解説が無い?

…(何でそんな事に気付くかなぁ)

えー…調べたんですけどね…解らなかったんですよ。

光線8本ですよねー。

8本ってまた半端なんですよ…

うっかり八兵衛の八とか…違うねうん。

8を横にすると∞…こうか!!

国家の繁栄が無限(∞)に続く事を祈っているとか。

強引すぎる?

いやいや、八百万の神とか言うじゃないですかほら。

八という数字にはね、とても沢山という意味が含まれているんですよ。

あ、全部著者の想像です(おい)

では何故三角旗を2枚重ねた形になったのかについてみて行きましょう。

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ネパール国旗の由来

ネパールはつい最近まで絶対君主制度の国でした。

つまり王家が政治を牛耳っていた訳です。

1768年、シャハ家がネパールを統一してネパールを支配する。

19世紀初頭、2種別々の三角旗を上下に並べて掲揚する事で国旗としていた。

1846年、ラナ将軍家が宰相を世襲で歴任し、ネパールを実質支配する。

1923年、上下に並べて掲揚していた国旗を合体させて三角旗が2つ連なった形となる。

1951年、トリブバン国王が亡命先のインドより帰国し王政復古。

1962年、国旗の太陽と月の部分に描かれていた目鼻を取り除き、現在の国旗のデザインに。

2008年、王室が廃止される。

とこのような経緯をたどっております。

視ていただくとお解り頂けると思うのですが、当初の国旗はちょっとデザインが違ったんですよ。

こんな感じでした。

以前のネパール国旗

…。

うん…今の方が個人的には好きですね…。

月のデザインも大きく変わりましたね。

ギザギザの月だったのが普通の三日月っぽくなりましたしね。

それよりも問題は王室が廃止されたことなんですよ。

もしかしたら国旗が変更されてしまうかもしれません。

何故ならこの三角旗は将軍家(宰相家)と王家の旗を連ねたものですからね。

王室が廃止されたのに王家や将軍家由来の旗を国旗にしておく必要が無い!という意見が出て国旗が変更される可能性がある訳ですから。

まぁ国旗を変えると言うだけなら簡単ですが新しい国旗の作成やデザインの選定等を考えると結構な費用がかかるようなのでこのまま行くかもしれませんが…

折角なので世界唯一の二重三角旗には是非残って欲しい処ですが…果たしてどうなることやら。

ネパールの由来

ネパールの国名の由来ですが、幾つか説があります。

1つ目

サンスクリット語からで「山麓の居住地」という意味のニパ・アラヤからきているとされるもの

2つ目

チベット語からで「神聖な土地」を意味している、というもの。

サンスクリット語由来の方が有力なようですが、個人的には神聖な土地、ってのは良いですね。

ヒマラヤ山脈を擁する国の名前の由来としては良いのではないでしょうか?

ついでにネパールの特色についてですが…

あのお釈迦様が生まれたのもネパールのルンビニです。

更にはヒマラヤ山脈があります。

そしてスイスと並んで傭兵で有名です。

幾つかの民間軍事会社があり、グルカ兵として世界的に有名です。

エベレストの高さは何メートル?

余談ですが、世界最高峰のエベレストの高さ、ご存知ですか?

インドの調査隊が計測した数値では標高8844メートルとなっています。

尚、富士山は約3776メートルです。

しかし、中国が調査した処、エベレストは標高8844.33メートルだったそうです。

以降、インドと中国ではどちらが正しいかで論争が続いていました。

で、この違いについてですが…

山頂の冠雪を計測するかどうかのようです…。

いや、計測しないでしょ普通に考えて…。

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基礎情報

国名:ネパール連邦民主共和国(泥婆羅)

独立:1769年11月13日

制定:1962年12月16日

旗比率:3:2(4:3縁を含む)

面積:14.7万平方キロメートル(北海道の訳1.8倍)

人口:2,649万人(2011年)

首都:カトマンズ

民族:パルバテ・ヒンドゥー、マガル、タルー、タマン、ネワール等

言語:ネパール語

宗教:ヒンドゥー教徒(81.3%)、仏教徒(9.0%)、イスラム教徒(4.4%)他

通貨:ネパール・ルピ―

時差:-3.25時間

国歌:Sayaun Thunga Phool Ka(何百もの花束)

まとめ

・赤地はシャクナゲの色で戦いの勝利

・青の縁取りはヒマラヤの濃紺の空の色と平和

・ネパールの旗は世界で唯一の四角形では無い旗

・三角形はヒンドゥー教の神々によって良く使われた三角形、ヒマラヤ山脈のぎざぎざ

・太陽はラナ将軍家(宰相家)と力を意味します。太陽から出ている12本の光線は12か月を意味しており、1年を意味します。

・月は平穏とネパール王室を表しています。

・太陽と月の組み合わせはネパールが太陽と月のように持続し、発展して欲しいという願いが込められています

・ネパール王家は絶対君主制だったが王室が廃止された。国旗ももしかしたら変更されるかも?

・エベレストの高さは8844メートル…で、良いと思います(笑)

以上です。

どうでしたか?

ネパール国旗、変わってよかったですね(そこかよ)

いや~以前のデザインはちょっと…こう…ウン。

筆者的にはいまいちかな~なんて…

今の国旗は結構好きですよ!

ただ月の方のあの八本の光線が良く解らなかったのが心残りですが…。

七本とかならね…一週間を意味しているんだよ!!とか言えるんですが…

国旗変更については…もし変更されるにしても四角形にはしないでほしいですよね~

折角のオンリーワンなんですからね。

なんか勿体無いというか寂しいというか…そんな気がします。

エベレストの高さは…ウン…正直下らねー仲良くしようねとしか…まぁインドと中国だからなぁ~…話のネタとしては面白いかもしれませんが…(笑)

どうなんですかね?

冠雪を高さに入れる派?入れない派?どっちです?

コメントとかで教えて下さい(笑)

関連項目:ネパール人の恋愛や性格や文化についても読んでみよう!

次回予告:アルゼンチン国旗

何故ここでアルゼンチンなのか?

それはね…国旗を見れば解る…解って貰えるはず…

アルゼンチン国旗にも太陽の意匠があるんですよ。

あっ、月は無いですよ?

この太陽の意匠がね…ウン…

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