ミャンマー国旗の意味や由来

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ビルマの竪琴で有名なミャンマー。

国名が変わったように国旗も変わってきたのをご存知ですか?

国旗が変わるという事は政体が変わるという事、

つまり政治的に安定していない事を意味します。

今回はミャンマーの国旗の変遷とともに、

その歴史にも軽く触れて行きたいと思います。

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目次

ミャンマー国旗の意味

ミャンマー国旗の由来

ビルマの旧国旗の意味

ミャンマーの由来

基礎情報

まとめ

ミャンマー国旗の意味

現在のミャンマーの国旗は、上から黄色、緑色、赤色の横三色旗となっています。

そして中央に白い大きな五陵星(ごりょうせい)が配置された意匠となっております。

縦比率は2:3。

割とバランス型ですね。

黄色は国民の団結、平和と平穏

緑色は平和と豊かな親善、団結と調和

赤色は勇気と決断力、愛

をそれぞれ表しています。

白い星は国家の統一を意味しています。

こういう大きい星を見ると共産主義かな?とか思いますが、

ミャンマーは違うようですね。

そういう意味では逆に珍しい気もします。

まぁ今の政権の前身は社会主義国家だったので、

全く無関連とも言い切れないのが現状ではありますが…

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ミャンマー国旗の由来

えー例によってミャンマー(当時はビルマ)はイギリスによって植民地化されていました。

1885年、第三次英緬戦争により、ビルマはイギリス領インドに併合されてしまうのです。

第一次大戦の頃から独立の機運が高まっていきました。

1937年、インドから独立してイギリス連邦内の自治領となる。

1942年、ビルマ独立義勇軍と日本軍がイギリス軍を駆逐

1943年、日本の後押しでビルマ国が建国される

この時に今の国旗の元になる旗が出来ました。

こちらです。

ビルマ国国旗

1945年、ビルマ国民軍は日本およびビルマ政府に対してクーデターを決行。

イギリス側に寝返り、連合軍はビルマを奪還。

しかし、イギリスは独立を許さなかった。

ビルマ連邦の国旗

1948年、イギリス連邦から独立してビルマ連邦の成立。

これに伴い国旗が変更されました。

1962年、ネ・ウィン将軍が軍事クーデターを起こす。

この後、長い期間に渡りビルマは軍が政権を握り続ける事とナリマス。

1974年、ビルマ連邦社会主義共和国が誕生。

これに伴い国旗が変更されました。

ビルマ社会主義共和国国旗

1989年、ビルマ社会主義共和国からミャンマー連邦へと国名を改称した。

2002年、ネ・ウィンが死亡した事により民主化が始まる。

2010年、国旗が現在のものになる。

また、新憲法に基づく総選挙が行われた。

軍事政権の最高意思決定機関であった国家平和発展評議会が解散、

新政府へ移譲される。

ここに長い軍事政権は終わり、ミャンマーは民主化したのです。

とはいうものの、国内のイスラム教徒と仏教徒の対立が問題になっていたりします。

ビルマの旧国旗の意味

ビルマの旧国旗には2つあります。

いやまぁ厳密に言うとまだあるんですがとりあえず大きく2つあります。

ビルマ連邦の国旗とビルマ社会主義共和国の国旗です。

…。

長い…(笑)

ビルマ社会主義共和国国旗…長過ぎる…

ビルマ連邦の国旗

ではまずビルマ連邦の国旗からいきます。

左上の大きな1つ星はビルマ連邦を表しています。

周囲をとりまく五つの星はビルマを構成する主要五民族…

ミャンマー・アラカン・シャン・カレン・カチンを表しています。

星の意匠そのものは夜空をめぐる星のように国がたゆまぬ前進を行う事を、

表しています。

白は純潔、青は平和と誠実、赤は勇気と団結、を象徴しています。

ビルマ社会主義共和国国旗

次にビルマ社会主義共和国の国旗です。

この国旗は赤地に左上に青いカントンがあります。

青いカントンの中には白色の歯車の上に稲穂、そして14個の五陵星(ごりょうせい)が配置されています。

白は純潔と名誉、青は平和と安定、赤は勇気と団結を意味しています。

歯車は労働者(まぁ社会主義国家の国旗ではいつものやつですね)

稲穂は農民(まぁ社会主義以下略)

をそれぞれ表しています。

14個の五陵星は国を構成する7管区7州の行政区の数を意味しています。

社会主義~って感じの国旗ですね(笑)

ミャンマーの由来

ミャンマーはサンスクリット語の「強い人」を意味する「ムランマ」、

に由来すると言われています。

ついでにビルマの由来も行きましょう!

ビルマはヒンドゥー教の神、「ブラフマー」から派生したという説があるようです。

インドがすぐそばにあるだけあってインドの影響が強いようですね。

そういえばビルマ料理も割とカレーっぽいんでしたっけ…

香辛料はインド程使わないようですが…。

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基礎情報(外務省HPより)

国名:ミャンマー連邦共和国(緬甸)

建国:1948年

国旗制定:2010年

旗比率:2:3

面積:68万平方キロメートル(日本の約1.8倍)

人口:5141万人

首都:ネーピードー

民族:ビルマ族(約70%)、その他多くの少数民族

言語:ミャンマー語

宗教:仏教(90%)、キリスト教、イスラム教等

通貨:チャット

時差:-2.5時間

国歌:Gaba Ma Kyae Myanmar(我、ミャンマーを愛さん)

まとめ

・赤色は愛

・黄色は平和と平穏

・緑色は団結と調和

・1つの大きな星は国家の統一

・旗比率は2:3

・国旗が何度か変更された

・長い間軍事政権下にあったが民主化されました

以上です。

ミャンマーは長い軍事政権下から最近民主化を果たしましたが、

まだまだ政情は安定しているとは言えません…。

ノーベル平和賞を受賞したアウンサン・スー・チーさんが、

現在(2017年)政権の中核を担っているようですが中々解決は難しいようです。

と、全然国旗と関係無いですね。

そうですね国旗…国旗…

あぁ、そうそうミャンマー連邦の旗比率は5:9だったんですよ。

今の旗比率が2:3なので前の国旗の方がやや横長でした!

え?だからどうしたって?

…。

頑張ってサイトの主旨に則った話題をね?

しているんですよ…ご理解頂きたい(笑)

関連項目:ミャンマー人の性格や文化について学んでもっとミャンマーについて詳しくなろう!

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