インドネシア国旗の意味や由来

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インドネシア国旗とそっくりなモナコの国旗。

この違い、更に第三のそっくりな国旗も紹介!

一体どこが違うんでしょうね?(オチを読んだら怒られそうなので余り強気に行きたくない…いや、でもオチは筆者のせいではないので許して下さい…)

当然インドネシア国旗の意味や由来も解説していきますよ!

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目次

インドネシア国旗の意味

インドネシア国旗の由来

インドネシア国旗とモナコ国旗の違いと第三の国旗(長っ)

西パブアの民族独立旗

インドネシア国名の由来

基礎情報

まとめ

インドネシア国旗の意味

インドネシア国旗は別名「サンサカ」(高貴な二色旗)もしくは「メラープティー」(紅白という意味)とよばれています。

愛称が2つある国旗は珍しいですね。

それだけ愛されてるって事なんでしょうか?

その名の通り、赤と白で構成されています。

インドネシア国旗の成立に関しては諸説ありますので…まず1つ目から行きます

この赤と白はインドネシアの伝統色です。

13世紀末のジャワ島に成立したマジャバヒト朝のシンボルカラーが赤白でした。

16世紀のマジャパヒト朝においては祝日に紅白旗を挙げる習慣があったとのことです。

1945年の独立宣言時(国旗制定時)に復活したのがインドネシア国旗の配色の由来と言われています。

この赤と白の意味についてですが…

古来よりインドネシアとマレーでは、赤は血の色=肉体そのもの、白は精神であり、かつ植物の樹液を表すとして赤と白は神聖なものとされていました。

因みに現在の解釈では赤は自由と太陽、白は純潔と月を表していると解釈されています。

また、ジャワの民間習俗では赤は男性のエネルギー、白は女性の純潔を象徴しているとしています。

…。色んな処から説有り過ぎでは?(笑)

他の説にはオランダの国旗の下の青い部分を取り外した、という説もあります。

オランダ国旗の詳細は既にあるのでそちらで見て貰うとして…

オランダ国旗の赤・白・青についてだけ解説しておきます。

赤は国民の勇気、白は神への信仰心、青は祖国への忠誠心を表すとされており…青を外したという事は…オランダへの忠誠心なんてねーよ!!ということなんでしょうかね。

この説、突拍子もない気もしますが旗の縦横比も2:3で同じなので割とありかもしれません。

また、日本の日章旗を参考にしたという説もあります。

シンプルな見た目に反して色々な説があって中々面白い国旗ですよね。

インドネシア国旗の由来

16世紀、オランダ、ポルトガル、イングランドが来航し始めます。

1800年には現在のインドネシアの領域全体がオランダの植民となりました。

20世紀初頭、民族意識が高まり独立運動が盛んになってきます。

1923年、オランダに留学していた留学生たちが留学生の団体であるインドネシア協会旗としてこの紅白旗を採用(当時は中央に水牛の頭が描かれていたとの事)。

1928年、インドネシア国民党が結成され、党旗として採用される。(当時は野牛の頭部が中央に描かれていたとの事)

1941年、日本軍がオランダを倒し、オランダによる支配を終わらせる。

その後日本軍がインドネシアを統治。

戦局の悪化に伴い日本軍はインドネシア人に軍事教練を施す。

これはいざというときは兵士として使えるように…という目的だったと思われますが…結果としてインドネシア独立に寄与する事になります。

1944年、日本はインドネシアの将来の独立を容認する声明を発表、独立後の憲法をインドネシアに審議させる。

1945年8月15日…日本敗戦

1945年8月17日…日本敗戦により独立がうやむやになる事を恐れたインドネシアの民族主義者は独立宣言を行った。

この時、国旗が制定されたのです!!

いや~割とすったもんだありましたね。

でも折角なので後日談もしておきます。

しかしオランダはこれを認めずにインドネシアに侵攻。

インドネシア独立戦争が始まったのです。

折角持っていた植民地、戦争に勝ったんだから取り戻して何が悪いんだよ理論ですね。

そりゃまぁ戦争に勝ったのに戦争開始前より領土少ないっておかしくね?というのは解らないでもありませんが…

しかし、日本軍により訓練を受けていたインドネシア青年たちは独立軍の中核となり、また、日本は降伏したにも関わらずインドネシアに残った一部の日本軍人(当然戦勝国であるオランダは日本政府に帰還させろ!!と命じていた…つまり命令違反して残ったので軍から抜けて現地に残って戦っていたようです)も戦争に参加して戦ったのです。

1949年、4年間続いた独立戦争は、戦争と継続してインドネシアが行っていた外交政策(国際連合への戦争仲介団の派遣等)により、停戦することとなり、ここにインドネシア独立は承認されました。

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インドネシア国旗とモナコ国旗の違いと第三の国旗(長っ)

さて、インドネシア国旗とモナコ国旗を並べてみましょう!!!

インドネシア国旗

モナコ国旗

え?

何?

同じ旗並べんじゃねーよって?

いや、違う旗なんですよ(笑)

上がインドネシア、下がモナコの国旗です。

赤色の濃さに関しては指定色が解らなかったので比較できないんですよ…すみません。

ただ、旗比率が違うのでそこで見分けがつきます。

インドネシアは2:3。

モナコは4:5です。

ただし…国際会議の場などでは旗比率は統一されて2:3になる場合があるので…その時はどうやって見分けるんでしょうね(笑)

そして第三の旗がコレです!!

ポーランド国旗

ポーランド国旗!!

なんと上下入れ替えただけ(笑)

似た旗だらけで混乱しますね…!

という処でした。

西パブアの民族独立旗

インドネシアの一部に西パブアがあります。

どちらかというとパブアニューギニアの住人と文化・宗教・民族が近く、多民族国家と言われているインドネシアの中でも一際異質な存在となっています。

あれだけ独立運動していたのに彼等の独立は認めないというのはどいうことなの…?

とか思いません?

西パブア旗

この旗は1961年に考案され「モーニングスター」(暁の星)と呼ばれています。

でかい鉄球に鎖をつないだほうのモーニングスターじゃないので気をつけましょう!!(誰が勘違いするんや)

赤・白・青の三色は感謝を示しつつ、オランダ国旗の色にもあやかったとの事。

星は独立への希望、13本の横縞は13部族を象徴しているとの事です。

自分達は独立戦争展開しておいてなんだかなーと…なってしまいますね…

インドネシア国名の由来

インドネシアの国名はギリシャ語由来です。

ギリシャ語で「インドの島々」を意味するインドネシア(そのまんまじゃないか)という単語から来ています。

因みにインドネシアを形成する島々の数はその名前から解る通りとても多く…大小あわせてなんと1万7千以上あるとの事…正確な数は不明らしいです。

いやーこれは多過ぎでしょう…(笑)

因みに通称では「ヌサンタラ」(島々による国)と呼ばれているとのことです。

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基礎情報

国名:インドネシア共和国(漢字表記:印度尼西亜/尼)

建国:1945年8月17日

国旗制定:1945年8月17日

旗比率:2:3

面積:190万5000平方キロメートル(日本の約五倍)

人口:2.55億人(2015年、インドネシア政府統計)

首都:ジャカルタ

民族:大半がマレー系(ジャワ、スンダ等約300種族)

言語:インドネシア語

宗教:イスラム教 87.21%,キリスト教 9.87%(プロテスタント 6.96%,カトリック 2.91%),ヒンズー教 1.69%,仏教 0.72%,儒教 0.05%,その他 0.50%(2013年,宗教省統計)

通貨:ルピア

国歌:インドネシア・ラヤ(偉大なるインドネシア)

時差:-2時間

まとめ

・呼称は「サンサカ」(高貴な二色旗)もしくは「メラープティー」(紅白という意味)

・赤は血の色、肉体、自由と太陽、男性のエネルギー

・白は精神、植物の樹液、純潔、月、女性

・国旗の由来は諸説ありマジャパヒト朝のシンボルカラーの赤白を採用した説

・オランダ国旗の青を取り外した説

・日の丸を参考にした説

・オランダの植民地→日本により解放されるが日本の軍政が始まり、日本敗戦の二日後1945年に独立宣言とともに国旗も制定された

・オランダは独立を認めず侵攻してきたため4年間の独立戦争が始まった

・インドネシアとモナコの国旗の違いは旗比率。色に関しては指定色が見つからなかったので不明。

・ポーランドの国旗はしたから赤白でインドネシア国旗を逆さにしただけ(笑)

・西パプアの住民は独立運動を行っており、民族独立旗も作成している

以上です。

どうでしたか?

シンプルな割に色々と由来は複雑でしたねーインドネシア国旗。

モナコ国旗との違いは…ごめんよ…堪忍して下さい(笑)

あれ以上は解りません!!

本当は色指定まで調べれたらよかったんですがー…厳密に色を指定している国もあれば指定してない国もある、ということでしょうかね。

そもそも旗に染色した時点で同じ色合いでも違ってきたりする事もあるでしょうし、難しい問題なのかもしれません。

関連項目:インドネシア人の恋愛観や性格や文化

次回はニュージーランド国旗

オーストラリアと滅茶苦茶似ていますね!

インドネシアとモナコ程は似ていませんが(笑)

はたしてどんな違いがあるのか…こうご期待…

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