ハンガリー国旗の意味や由来

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ハンガリーをご存知ですか?

ヨーロッパの中部のハンガリー盆地に位置する内陸国です。

実はこの国、日本と共通している点がいくつかあるんです。

そんなハンガリーの以外な姿とハンガリー国旗について、

話して行きたいと思います。

因みに良く似ている国旗にブルガリアがありますが、

そこらへんのところを最後に軽く解説しておきます。

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目次

ハンガリー国旗の意味

ハンガリー国旗の由来

ハンガリーの旧国旗

ハンガリーの由来

ハンガリーにある日本人が好きな〇〇

ハンガリーの欧州では珍しいアレ

基礎情報

まとめ

 

ハンガリー国旗の意味

ハンガリー国旗は横三色旗でございます。

上から順に赤・白・緑となっておりまする。

この三色の各色についてみていきましょう。

 

ハンガリーを最初に建国したのはアールパード朝です、

このアールパード朝は9世紀粗糖に存在していました。

ハンガリー国旗の赤は、このアールパード朝の赤旗から由来していると言われています。

この赤は愛国者の血を表していると言われています。

愛国者の血とか出てくると大体社会主義か独立戦争があったんですよね…

さてさて、ハンガリーは果たしてどちら?

もしくは両方なのか…気になりますね!

 

白は国家統一を成し遂げたイシュトバーン1世のシンボルカラーです。

イシュトバーン1世はアールパード朝を開いた人です。

また、熱心なカトリック教徒で、キリスト教を国教にしました。

ハンガリーの首都のブダペストにはイシュトバーン大聖堂があります。

この白色は平和を意味すると言われています。

 

緑は丘陵地(きゅうりょうち)を示す軍旗からとのことです。

緑は希望の色と言われています。

基本的にはアールパード朝関連と考えて問題無さそうですね。

 

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ハンガリー国旗の由来

10世紀、イシュトバーン一世によりアールパート朝が開かれる。

ハンガリー王国建国。

13世紀、モンゴル帝国軍の襲来

1396年、オスマン帝国との戦いで敗北

1541年、ブダペスト陥落。

結果として東南部と中部の3分の2をオスマン帝国が、

北西部の3分の1をハプスブルク家のオーストリアによって、

分割統治される。

1683年、オスマン帝国は第二次ウィーン包囲に敗北。

1699年、カルロヴィッツ条約でハンガリーおよび、

ハンガリー王国領だったクロアチア・トランシルヴァニアがオーストリアに割譲。

ハンガリー王国は一応領土は一つに戻りましたが、

依然として支配されている状況にかわりはありませんでした。

17世紀初頭、マーチャーシ2世の時代、国旗の図案が考案される。

1848年、三月革命時に独立運動を展開。

この時に横三色旗が公式に採用される。

1867年、キエッジェズィーシュが結ばれ、

オーストリア=ハンガリー帝国となる。

1918年、アスター革命の成功によりハンガリー民主共和国が成立。

公式にハンガリー国旗として認められる。

ハンガリー国旗ちゃんおめでとう!!

1919年、ハンガリー革命により、ハンガリー民主共和国が倒れる。

ハンガリー・ソビエト共和国が成立。

ルーマニアの介入で妥当される。

ここらへんめまぐるし過ぎません?(笑)

1920年、トリアノン条約によってハンガリー王国が成立。

トランシルヴァニア、スロバキアといったかつてのハンガリー北部を失う。

かつての面積の72%、人口の64%を消失した。

1946年、枢軸国側として参戦していたが、枢軸国側の敗北を受け、

ソ連の占領下におかれる。

王制は廃止され、ハンガリー共和国が成立。

ソ連占領下の影響で共産党が力を持つ。

1949年、ハンガリー人民共和国が成立。

ハンガリー共産党による一党独裁国家となった。

国旗の意匠が変更される。

旧ハンガリー国旗1949-1956

1956年、ハンガリー動乱が起きる。

しかし、ソ連軍に鎮圧されてしまう。

この時に国旗から政治色を排除しようということで、

国章が国旗から外され、今の国旗となる。

1989年、ハンガリー第三共和国が成立。

2012年、新憲法が施行されて国名がハンガリー共和国へと変更された。

今に至る。

いやーハンガリー大変でしたね。

僅か1年で倒れまくりでしょう。

それだけ混乱していたのでしょうが…

本当に当時のハンガリーの人達の苦労が偲ばれますね…

 

ハンガリーの旧国旗

折角なのでハンガリーの旧国旗についても軽く解説しておきましょう。

1949年~1956年の間に採用されていた国旗ですね。

中央に赤い星、麦の穂が囲むハンマーと小麦、で構成されています。

まぁいわゆる共産主義マークです。

赤い星は革命と社会主義成立の為の団結、

ハンマーは工業労働者で小麦は農民、という2つのいつものやつ…

そう、労働者階級ですね、を表しています。

この国旗は短い期間でしたが、

ハンガリー人民共和国の国旗として掲げられていたのです。

 

ハンガリーの由来

ハンガリーの語源には幾つか説があります。

 

ハンガリーはそもそも多民族国家だったので、

民族由来の説が多いです。

 

ここでは有名な2つの説を紹介します。

 

1つ目はフン族の名に由来する説です。

「フン」は「Hungarvaia」の略です。

そしてハンガリーのガリとフンの両方とも人、という意味があります。

このことからフン族由来という説があるわけです。

 

もう1つの説に出てくる民族はマジャール人とハザール人です。

初期のハンガリーはこの2つの民族の連合…

十部族により成り立っていました。

この十部族を表した言葉がオノグル、という単語でした。

このオノグル、が由来という説もあります。

 

ハンガリーにある日本人が好きな〇〇

さて、ハンガリーには日本人が好きなアレがあります。

そう、温泉です、温泉。

いや~良いですね~温泉。

著者も温泉旅館に1週間くらい湯治したいですねぇ…

そのハンガリーは温泉大国で…

何と首都のブダペストには100か所以上の温泉が!

そして温泉の楽しみ方も日本とはまた違うみたいです。

風呂でチェスしたり…

温泉場がディスコになって一晩中温泉で飲んだり踊ったり…

意味解らん(笑)

他にも東京ドームが入る規模の大きさの湖が丸ごと温泉だったりします。

そこでは浮き輪で温泉に入るみたいです。

むしろこれはもう温水プールなのりですよね~

ハンガリー行きたくなってきましたね!

あ、ディスコ風呂は結構です…。

 

ハンガリーの欧州では珍しいアレ

さて、ハンガリーは欧州ではとても珍しい事があります。

なんと、姓・名の順で名前を記すらしいです。

それというのもハンガリーの由来を見て貰えばお解り頂けると思いますが、

ハンガリーに来た民族の多くが中央アジアから来ている民族なので…

そうなったんでしょうね。

フン族は中央アジアの騎馬民族でしたし、

マーシャル人も中央アジアの騎馬民族を祖先に持つと言われています。

そういえば最近は、学校で英語を教える際に、

名前を名乗る時、タロウ ヤマダです。

ではなく、ヤマダ タロウです。

と名乗るように教えているみたいです。

日本ではそうだから、ということらしいですね。

色々と変わっていくものですね…

 

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基礎情報(外務省HPより)

国名:ハンガリー共和国(洪牙利)

独立:1918年11月16日

制定:1957年10月12日

旗比率:2:3

面積:約9.3万平方キロメートル(日本の約4分の1)

人口:約980万人

首都:ブダペスト

民族:ハンガリー人(86%)、ロマ人(3.2%)、ドイツ人(1.9%)等

言語:ハンガリー語

宗教:カトリック約39%、カルヴァン派約12%

通貨:ふぉりんと

時差:-8時間

国歌:賛称(神よマジャル人を祝福したまえ)

 

まとめ

・赤はアールパード朝の赤旗より、愛国者の血を意味する

・白はアールパード朝の開祖、イシュトバーン1世のシンボルカラーより平和を意味する

・緑は軍旗で丘陵地を意味する緑より、希望の色を意味する

・ハンガリーは体制が頻繁に変化していた

・一時期国章の入った国旗が採用されていた

・ハンガリーの語源には諸説あるがフン族もしくはマジャール人由来の説が有力

・ハンガリーは温泉が多い

・ハンガリーは姓名の順に記す

以上です。

どうでしたか?

日本と共通する点が結構あって、

面白かったのではないかと思います。

そうそう、ブルガリア国旗との関連性でしたね。

えー…

 

ブルガリア国旗は上から

白・緑・赤

 

ハンガリー国旗は上から

赤・白・緑

 

それぞれ横3色旗です。

ハンガリーの赤をちぎって下につけたらなんと!

ブルガリア国旗になってしまいます(笑)

 

これで関連性が無いという方がおかしい気もしますが…

結論から言うと

 

関連性はありません!(ドン!!)

 

ブルガリアはオスマントルコに支配されていたのですが、

そこから独立を果たした際に国旗を制定しました。

独立する際、手助けしてくれた帝政ロシアを見習って、

帝政ロシアの汎スラブ旗の青を緑に変えた国旗を使う事にしたのです。

という訳で、全然ハンガリー国旗とは関係なかったのであります。

 

次回予告:ポルトガル国旗

大航海時代の立役者、ポルトガル。

そのポルトガル国旗にはその建国にまつわる一大叙事詩が隠されているんです。

そして実はこんなに多かった?

ポルトガル由来のお菓子達!

ポルトガルが無かったら、

あなたの好きなあのお菓子も日本で販売されて無かったかもしれません…!

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