ポルトガル国旗の意味や由来

<スポンサーリンク>

ポルトガルと言えば大航海時代。
大航海時代はⅢが一番好きなんですが(どうでも良い)ちょっと探検に偏重しているかなというのが気になりますよね。
でも世界の洪水伝説を巡ったりノアの方舟探したりするの大好きでしたよ。
僕の誕生日でキャラクター作るとね。
魅力以外が振り切れてるんですが魅力が低すぎてすぐ船員の反乱起きるんですよ(笑)
で、港も鎖国してる国だとね。
普通は役人に袖の下渡して入れて貰うんですよ。

でもね…魅力が低すぎて入れて貰えないからもう征服するしかないという(酷)
でもステが糞高いから船員の反乱も制圧し、町もどんどん植民地化していくというね…
閑話休題。

そうでしたポルトガル国旗でした。
ポルトガルという国はその成立の過程で物凄く恰好良い物語が隠されていたんです。
あれ?国旗?
いや、その恰好良い物語が国旗に記されているんですよ。
つまりポルトガル国旗は一大叙事詩だったのだ!!(ババーン!!)
さぁ皆、ポルトガル国旗を学びながら一緒に壮大な物語を学ぼうじゃないか!!

<スポンサーリンク>

目次
ポルトガル国旗の意味
ポルトガル国旗の由来
ポルトガルの由来
ポルトガル伝来のお菓子の数々
基礎情報
まとめ

ポルトガル国旗の意味
ポルトガル国旗は「ベルデ・フブラ」(緑赤)の愛称で呼ばれています。
なんかドイツ国旗とかもそうですがそのまんまな呼び名…多過ぎませんかね…?

で、このポルトガル国旗は赤と緑、
そして中央に配置された国章によって構成されています。

旗竿側5分の2が緑、旗尾側5分の3が赤の縦二色旗となっています。
こういう均等に分かれてない国旗というのは(特に縦縞だと)珍しいですね。

何故やや旗竿側に寄せているのか…
著者なりの考察を致しますと、まぁいつものアレですね。
旗がなびいた時に国章が中央に見えるように。というやつです。

想像してみていただくと解ると思うのですが、
旗の尾側がたなびいていると通常よりやや短く見えるので、
中央で色が分かれていて国章も中央によっているように見せたい場合は、
やや旗竿よりにした方が良いんです。

では色について視て行きましょう。

赤色は共和国成立の為に流された血を表します。
また、大航海時代に、様々な発見や探検を行ってきた
ポルトガルの航海者たちの血を表しているという説もあります。
ポルトガルは大航海時代を始めた国と言われています。
エンリケ航海王子の名前を聞いた事のある方もおられるのではないでしょうか?
まぁエンリケ航海王子は自分はそんな航海しなかったそうですが(笑)

ポルトガルは日本に最初にやってきた西欧の国ですし、
アフリカの最南端の喜望峰もポルトガルが最初に発見しました。
バスコ・ダ・ガマがインドに到達しました。

とまぁこのような感じでポルトガルは大航海時代に大活躍していたんです。

次に緑色についてです。
緑色は誠実と希望を表すと言われています。
その由来はアビス騎士団のシンボルカラーとも言われています。
アビス…?
ロマサガ3…?テイルズオブジアビス?

まぁこのアビス騎士団がアビス朝を創立したというか、
アビス騎士団の団長がポルトガルの王位を引き継いだというか任命されたのです。
ポルトガルが危機に陥った際、アビス騎士団団長ジョアンはポルトガル王に選出され、
ジョアンは侵略してきたカスティーリャ軍を破り、
ポルトガルの独立を守り抜いたのです。
いやー恰好良いですね…騎士団長から王へ!!
そして国を護りきる!!
完全に戦記物の主人公じゃないですか(笑)

で、このアビス朝が大航海時代を推進した王朝なのですよ。
先程あげたエンリケ航海王子たちはすべてアビス朝の頃の人物です。

次に中央の国章について解説していきます。
中央の国章はマヌエル式天球儀と盾紋が組み合わさって出来ています。
この国章は偉大なるポルトガルの航海者達の測量技術の発展や、新規航路の発見を表しているのです。

マヌエル式天球儀というのは、大航海時代初期に使われた天体観測器具です。
海を航海する際、目印になるものがなにもありませんよね?
でも空の星を見ればなんと現在地が調べられたんです。
その自分が今居る位置を調べるのに使われたのが天球儀です。
天球儀を使う事で航海者達は今自分が何処を航海しているのか、
何処へ向かって航海して行けば良いのかを知ることが出来たのです。

この天球儀は1706年から国章に採用されました。

次に盾紋ですが、この盾紋は13世紀から引き継がれたものです。
盾紋の意匠は5つの青い盾(そして盾の中には5つの白い点)の周りを、
7つの城が囲んでいる形になっています。

解説に入る前にこの盾紋が作られた時代背景の解説をしておきますね。
711年、イベリア半島はイスラム勢力に占拠されてしまいます。
その後、キリスト教圏は反撃を行い、イベリア半島を取り戻すのですが、
このキリスト教世界における、一連の流れをレコンキスタと言います。
盾紋はこのレコンキスタの時のイスラム勢力との戦いを意匠にしているのです。

では5つの盾についてです。
この5つの盾の中の白い5つの点はキリストの聖痕と言われています。
貼り付けにされたキリストなので両手両足と…後はまぁ解りますね…?
白い点の配置から察して下さい…!

次に5つの青い盾ですが、これは初代ポルトガル王アフォンソ一世が、
1139年にイスラムの五公国を破ってポルトガル建国をしたことを、
記念してのものとのことです。
この時の戦いはオーリッケの戦いと言われています。
この戦いでは数では圧倒的に勝るイスラム側を数の少ないアフォンソ一世が破り、
敵の五人の王、全員を戦死させた戦いです。
イスラム側は内部分裂で弱体化していたとはいえ凄いですね…。

次に、赤い盾の周りの7つの城についてです。
これは1249年に、(1252年という資料もあるんですが…どっちが本当なの)
ポルトガル南部に残存するイスラム教徒を追い出したのを記念しています。
この時、アルファルベ地方を奪還した時の城塞の数が7つだった、
ということで7つの城を配置しているみたいです。

盾の赤と白に関しての記述は見つからなかったのですが、
著者の考察では赤はレコンキスタの際に流された血、レコンキスタへの情熱
白はキリスト教、純潔、あたりを意味しているのではないかなと、思います。

というのも赤と白はキリスト教国の旗や国章に割と使われているからです。
白は大抵キリスト教を意味しており、
赤は布教の情熱とか流された血、を意味しています。
まぁキリスト教の布教と称して、
ガンガン戦争していたので血くらい流れるよねといったところですね。

以上がポルトガル国旗の意味でした!

<スポンサーリンク>

ポルトガル国旗の由来
このポルトガル国旗成立はつい最近のことです。
1910年にポルトガルは王制を廃止、共和制へと変わりました。
その翌年の1911年、国旗を今の国旗へと変更しました。
それまでは青・白2色の旗でした。

ポルトガル国旗1830-1910

こうしてみると青・白から緑・赤ってかなり大きな変更ですね…。
まぁ王制廃止の経緯を鑑みれば納得行く流れではあるのですが…
すんなり王制が廃止された訳ではなかったのです。

1910年10月3日、共和主義者が反乱を起こす。
1910年10月5日、革命が成功。ポルトガルは共和制へと移行。

とまぁ僅か2日で革命成功しちゃったんですね。
これで国旗差し替えるとなると…
当然前の国旗と大幅に変更しちゃうのもおかしくはないですね。
こういう経緯で今の国旗は制定されました、が…
だからこそ大きく変わったのかもしれませんね。
ただ基本的デザインは変えていないんですよ。
そこまで大きく変えると逆にどこの国よ?ってなってしまうのかもしれませんね。

ポルトガルの由来
ポルトガルの由来ははっきりしており、「ポルトゥカーレ」という人名からきています。
いやぁ、まんまですね(笑)
ポルトガル北部の港湾都市ポルトというポルトガルでも二番目に大きい都市…日本で言うと大阪?…を中心とした地域をこのポルトゥカーレ公が治めていたんですね。
このポルトゥカーレ公こそがアルフォンソ1世!!
そう、ポルトガルを建国したのです!
いやー完全にそのまんまでしたね(笑)

ポルトガル伝来のお菓子の数々
南蛮渡来のカスティラでございます!
という訳でポルトガルkら伝来したお菓子と言えばカステラです、が。
他にもたくさんあるんですよ?
そんなポルトガルから伝わったお菓子を紹介したいと思います。
紹介と言ってもご存知だと思うので、食べる機会があったら
「これはポルトガルから来たお菓子なんだぜ」
とウンチクを披露して自慢しちゃいましょう(笑)

エッグタルト、タルト、金平糖、丸ポーロ、和菓子の練りきり

これらは全部ポルトガルからのものなんです。
つか丸ポーロがポルトガル伝来とは…
マルコ・ポーロがポルトガル人ならネタ的にパーフェクトだったのに…

どうでしょう?
結構意外なものもポルトガルから伝来していたんですよ!
尚本場ポルトガルは日本のよりも甘い味付けらしいです…

基礎情報
国名:ポルトガル(葡萄牙)
独立:1143年
制定:1911年6月30日
旗比率:2:3
面積:91985平方キロメートル
人口:約1037万人
首都:リスボン
言語:ポルトガル語
宗教:カトリック教徒が圧倒的多数
通貨:ユーロ
時差:-9時間
国歌:ア・ポルトゥゲーザ

まとめ
・赤は共和国成立のために流れた血
・緑はアビス騎士団のシンボルカラーであり、誠実と希望
・国章は天球儀と青い5つの盾と7つの城からなる
・5つの青い盾はイスラムの五公国を破った時の記念
・7つの城はイベリア半島を奪還した時の記念
・1910年に王制から共和制に変わった時に今の国旗になった
・ポルトガルの国名はポルトガル建国王の名前から
・ポルトガルから伝わったお菓子はカステラ以外にも沢山あった

世はまさに大海賊時代!大航海時代!!
ちゅうわけでポルトガル国旗でございました。
マルコ・ポーロが日本に丸ボーロを伝えていれば…それだけが悔やまれる…(何)
勿体無い…実にもったいない!!!!
妄言はこのくらいにしておきますか…
個人的にアビス朝が凄いですね。
国が危機に瀕した際、騎士団長が王に任命されて国の危機を救うとか…
完全にファンタジーじゃないですか!!
ポルトガルすげええええええええええ!!って感じです。

次回予告:リビア国旗
割とつい最近までね…
世界一シンプルな国旗だったリビア国旗。
え?
どうシンプルだったのかって?
それはね…
読んでからのお楽しみです!!
いやシンプルというか手抜きというか…(笑)
真相は見て確認してください!

<スポンサーリンク>

SNSでもご購読できます。

カテゴリー

コメントを残す

*