トライランガと呼ばれるタイ国旗は上下左右対称です。
そうなったのには驚くべき事件がきっかけだった事をご存知ですか?
これはちょっと他の国では無い気がします(笑)
ここではタイ国旗の由来、意味等を解説しつつタイ国旗掲揚の厳しい(?)作法、
タイ王室と白い象の関係について述べて行きたいと思います。
是非ここで知って友達家族知り合いに自慢しましょう!!
目次
タイ国旗の意味
タイ国旗の由来と制定までの経緯
タイ王国の由来
タイ国旗は掲揚されまくる
タイ王室と白い象
基礎情報
まとめ
タイ国旗の意味
タイ国旗は「トライランガ」(三色旗)の愛称で呼ばれています。
き~みはだれと…それはトライアングラーですねハイ。
その名の通り三色入っています。
タイの国旗は上下赤色で、次に白、中央に青い線が入っています。
大変シンプルな感じですね。
上下左右対称ですし。
何故こんなにシンプルなのかというと上下左右対称にする為なのです…多分。
そうなると何故上下対称にする必要があったの?
そう来ますよね…
それはかつて…この国旗になる前の話です。
タイで洪水があり、被災地をタイの国王であるラーマ6世が巡幸していた際の事…
な、な、なんと!!
あってはいけないことがあったのです!!
そう、国旗が上下逆に掲げられるという不祥事が起きてしまったのです…!!
タイは不敬罪がまだある程国王が愛されている国…
日本人が天皇陛下を敬愛するのと似たような感情でしょうか?
その国王の目の前で国旗を逆に掲揚…これは不味いですよね。
ならば最初から上下など無くせば良い!!(といったかは知りませんが)
という訳で(?)上下対称な現在の国旗が生まれた…と言われております。
さて、それでは各色について説明していきましょう。
赤は国家と国民の団結、国民の命を表します。
青は王室や国王を表しているとされています。また、ラーマ六世の誕生日の曜日は金曜日だったのですが、その金曜日を表す色とも言われています。
白は王室の象徴とされる白象、白象に由来する白そのものが仏教による加護と国民の純粋な信仰心を表しているとの事です。
この赤・青・白の三色旗は当時のフランスや米国国旗にあやかって近代化の象徴の意味合いもあったのかもしれません。
次は今のタイ国旗が出来上がるまでの経緯を見てみましょう。
タイ国旗の由来と制定までの経緯
タイで良く使われている言語はタイ語です。
これはつまり何を意味するか解りますか?
タイはなんと、東南アジア諸国のうち唯一、欧米による植民地化を免れて独立を保った国なのです。
日本と似ていますね。
さて、タイでは17世紀後半くらいから国旗を用いていました。
その当時の国旗は赤一色でした。
赤一色ですが共産圏ではないですよ(笑)
これですね。
赤い…(感想)
赤い…以外しか出てこない(笑)
幾らシンプルイズベストを標榜する著者でもこれは寂しいですね(笑)
1885年に赤一色では解り難いという配慮から白い象を旗に入れました。
何故白い象かというと、タイでは王家のシンボルが白い象なんです。
白い象可愛いですよね…
これは割と良いのでは~?
ただ個人的には赤白の配色よりもう少し落ち着いた色+白の方が好きですが…
とりあえず動物をガツンと使った国旗って著者は割と好きなのです。
皆さんどうなのですかねそこらへん!
そしてこの国旗がラーマ6世の目の前で上下逆さに掲揚されるという不祥事が起きてしまい…
1917年、現在の旗が制定されるのです…が!
この時中央の青は赤だったとのことです。
まぁ中央が青の方が何となく良いかなーという感じはします。
その翌年、中央の赤は青になり、今の国旗の姿と完全に一致する訳ですね!
タイ国旗は掲揚されまくる
タイ国旗は1日2回、朝8時にタイ国旗は国家とともに掲揚され、午後6時に国家とともに降ろされます。
その時は直立不動の姿勢を取らないといけません。
そうしなかった場合、不敬罪で警官に逮捕される事もあるそうです。
タイへ旅行へ行かれる際は気をつけましょう。
因みにタイ映画等の上映時に流れるのは国王賛美の歌でまた国家とは違うみたいです。
タイ映画といえばマッハ!とか7人のマッハ!ですが皆さん見ました?
視てない?
まぁ…無理に見なくてもうん…良いと思います(おい)
座ってた人も歩いてた人も立ち止まるのは割と圧巻ですよね。
タイ王国の由来
タイは1939年にシャムからタイへと改称しました。
改称した理由は…シャムがそもそもタイ族を示す外国語由来の言葉だったからそれなら逆にタイにした方が良い、ということだったようです。
このタイ族はそもそも中国語の「大」に由来していると言われています。
意味としては当然大きいとか立派なとかそういう意味になりますね。
但し最近ではタイ語でタイとは自由を意味しており、自由、という意味から説も有力になっているらしいです。
某国との海での争いが活性化しているからこういう話が出てきたりするんですかね…
とか思わないでもないですが、実際のところどうなんでしょうね。
そもそもタイの建国神話も王と王妃が中国出身ということでかなり中国に気を遣っていたのが見て取れますし…
国際情勢の変化で気を遣う必要なんてないね!!と、解釈が変わってきたりするのか…
もしくは遠慮していたのが遠慮しなくなっただけなのか…どうなんでしょうね?
タイ王室と白い象
タイを象徴する動物といえば一時期旗にもなっていた象が挙げられます。
タイでは象は神に通じる存在と考えられています。
特に白象は建国の伝説にも登場するんですよ。
日本で言うと八咫烏的な感じでしょうか…?(大分違うか…)
その為、タイでは白い象は栄光と幸運の象徴とされています。
何せ法律によって3月13日は象の日と決められているくらいです。
そして白象は「象法」という法律で国王に献上する事が義務付けられているのです。
因みに白象が発見されたり生まれた場合、国王へ献上されます。
もし国王へ白象を献上出来たら、国王への謁見が許され多額の褒美と名誉が与えられるらしいです。
因みに全身真っ白じゃなくても象法で決められた割合以上に白ければOKみたいなので、
割とチャンスあるかもしれませんね!
目指せ象ブリーダー!!(笑)
ちょっと無理ですかね?
無理?
やっぱり?
うすうす気づいてました(おい)
基礎情報
国名:タイ王国(漢字表記:泰国)
独立:1350年
国旗制定:1917年9月28日
首都:バンコク
面積51万4000平方キロメートル
人口:6423万人
言語:タイ語
民族:タイ族、華僑、マレー族、他
通貨:バーツ
国歌:タイ国歌
まとめ
ではまとめます。
・赤は国家と国民の団結、国民の命
・青は王室や国王。ラーマ六世の誕生日の金曜日を表す色
・白は王室の象徴とされる白象、仏教による加護と国民の純粋な信仰心
・ラーマ6世の目の前で逆さに掲揚した為、上下対称の国旗になったらしい
・昔のタイ国旗には白い象が入っててプリティだった
・タイ国旗の呼称はトライランガ―(三色旗)トライアングラーでは無い(しつこい)
・タイは東南アジアで唯一植民地化を免れて独立を保った国
・タイの国名は中国語の大(大きい、立派な)もしくはタイ語のタイ(自由)
・日本の天皇家のようにタイ王家も国民に敬愛されている
・午前8時に国歌とともに国旗掲揚、午後6時に国歌とともに国旗が降ろされるが直立不動しないと不敬罪で逮捕される可能性がある
・象法という法律がタイ王国にはあり、白い象が生まれると国王に献上される
どうでしたか?
タイの国旗!
象が本当に愛されてるんだなーと思いました。
国旗にも採用されているわ法律にも制定されているわ…象…愛されてますね。
後、国旗が変更された理由も中々に凄いですよね。
逆さに挙げちゃったから二度と同じ事が起きないように上下左右対称にする!!とか。
後ろ向きなのか前向きなのか解らないですが、
それだけタイの人にはショッキングな出来事だったのかなと思います。
ただこれ、トイレに急いでいる時とかは大丈夫なんでしょうか(笑)
そんな時くらいは許してほしいものですが…(笑)
関連項目:タイ人の性格や文化や国民性
次回予告:スペイン国旗
スペインといえばカルタゴの名将ハンニバルの本拠地!!
これはいやがおうにも盛り上がりますね!!!!!
※絶対ハンニバルは国旗に関係していません
いや、ハンニバルは本当凄いんですよ。
シミュレーションゲームで言うと周囲敵しか居ない状態で10年間暴れつづけましたからね。
そして戦ったら常に勝つ。
勝てなさすぎてローマはハンニバルとの全面戦闘を禁止したほどです。
凄いですよね~ハンニバル。
次回はそんなハンニバルの…じゃない、スペインの国旗についていきますよ!!
尚スペイン国旗は由来が複雑すぎて著者は書きつつ半泣きになりました(笑)
※全然ハンニバルは出てきません…
よろしければコメントとかよろしくお願いしますね。