イスラエル国旗の意味や由来

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当サイトではイスラエル国旗の意味や由来を解説しております。

中央の六芒星に青白のシンプルな配色のイスラエル国旗。

恰好良いこのデザインですが、面白い裏話があるのです。

それは考案者の名前が…

と、続きは本文を読んでからのお楽しみ!

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目次

イスラエル国旗の意味

イスラエル国旗の由来

イスラエルの由来

基礎情報(外務省HPより)

まとめ

 

イスラエル国旗の意味

六芒星旗ともよばれるイスラエル国旗。

確かに中央の六芒星はとても印象的ですよね。

では、そんなイスラエル国旗の意味について解説していきます。

まず、上下に青色の帯、中央に六芒星があります、

旗比率は8:11。

正方形にだいぶ近いですね。

中央に意匠が入っているので、縦横比率は正方形寄りになるのでしょうが、

ここまで正方形に寄せているのは珍しいと思います。

 

配色の青色と白色は、ユダヤ教由来のものです。

イスラエルがそもそもユダヤ人の国なので当然と言えますね。

因みに、ユダヤ人とはユダヤ教徒の事を指しています。

なので、日本に産まれてもユダヤ教徒になればユダヤ人になる…らしいです。

 

まぁユダヤ教徒になるのはもの凄く大変みたいですけどね…

 

で、話を戻すとこの青色と白色はユダヤ教の祈祷用肩掛けのタリート、

の色に由来しています。

 

青色はパレスチナの空の色を表しています。

白色は正常・純潔を表しています。

 

次に、中央の六芒星ですが…

これはダビデの星と呼ばれています。

紀元前10世紀頃、ダビデは旧約聖書に登場するイスラエルを統一した王です。

 

ペリシテ軍とイスラエル軍は戦争をしていました。

そしてペリシテ人最強の戦士ゴリアテはイスラエル軍を挑発していました。

俺を倒せる奴はいないのか?と

 

それを聞いたダビデは羊飼いの杖と石投げ機を持って対峙します。

 

そして投石をゴリアテの額に命中させ、見事打ち倒すのです。

 

このダビデ王がユダヤ人の保護と安全のために護符にしたのが、

このダビデの星です。

ただし、ダビデの星が実際にユダヤ人の間で使われるのは、

17世紀以降からになります。

 

神聖ローマ帝国がスウェーデンを撃破した際、民兵隊の働きに対し、

各部隊それぞれに旗印を下賜した事がありました。

この時、ユダヤ人のシンボルが無く、イエズス会に相談したところ、

ダビデの頭文字と最後の文字のDが△に似ている事から、これを二つ重ねた

ダビデの星の図案が提案されました。

これをユダヤ人に下賜したのが始まりとの事です。

 

とまぁダビデに関してはこんな感じです。

ミケランジェロがダビデ像を作ったりしているので、

知っている方も多いのではないでしょうか。

 

イスラエル国旗は、元来は運動旗としてデザインされました。

割と良くあるパターンですね。

独立運動旗が国旗の元になるパティーンです。

 

考案者はリトアニア生まれのドイツ系ユダヤ人ダビデ・ウルフゾーン氏。

ダビデ!?

ダビデだとおおおおおおおおおおおおおっ!

成程ね…自分の名前の入ったダビデの星を…成程ね(邪推)

ふーん…ダビデね…?(しつこい)

怪しいよね?

これはもぅ怪しい!!

いやまぁダビデというのは、ユダヤ人に多い名前なだけかもしれませんが(笑)

なので邪推は辞めておきましょう!

それに普通にイスラエル国旗のデザイン恰好良いですしね!

 

彼はイスラエルの建国を目指したシオニズム運動の創始者の1人でした。

シオニズムとは、特定の居住地をもたないユダヤ人が起こした運動です。

これは、エルサレムにユダヤ人の国家を作る運動でした。

シオン(エルサレム郊外にある丘)に帰る運動、という事で

シオニズムというようです。

 

この旗は1885年、イスラエルのテルアビブ南の地、リジョン・レジーヨンで

最初に掲揚されたと言われています。

 

 

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イスラエル国旗の由来

 

イスラエルの地は様々な民族が住んでいました。

ユダヤ人の祖先となるヘブライ人も住んでいましたが…

エジプトへと移住し、その後エジプトで奴隷となってしまったのです。

 

その後、モーゼに率いられてエジプトを出たユダヤ人たちは

約束の地であるイスラエルを征服しました。

 

その後、イスラエル王国は南北に分裂し、滅ぼされる事となりました。

 

それからイスラエルの支配者はマケドニア、ローマと移り変わります。

 

更には、イスラム勢力の手に渡り、長い時が経ちます。

そしてシオニズムが始まります。

 

1922年、第一次大戦で勝利したイギリスはパレスチナを委任統治します。

因みに、イギリスは第一次大戦時、とんでもないことをしでかします。

 

ユダヤ人にはイスラエル居住地建設の約束を。

アラブ人にもイスラエル居住権を認めるという約束を。

 

そらトラブルになりますねウン…

ただ、イギリス側の言い分としてはアラブ人国家の範囲には

パレスチナは含まれていなかったとの事です。

で、ユダヤ人はパレスチナに住む、という事で問題無いのでは?

という話だったようです。

 

まぁそんな訳で(?)イギリスの移民統治下のもとで

ユダヤ人はパレスチナにどんどん移住をしていきました。

しかし、当然ですが、既に住んでいたアラブ人はこれを良しとしません。

 

アラブ人とユダヤ人の対立はどんどん激化していきます。

1948年には、イギリスは紛争への介入をやめ国連の勧告にゆだねます。

同年、ユダヤ人はイスラエル独立宣言を行いました。

そして国旗も制定されるのです。

 

四度の中東戦争を経て尚状況は落ち着かない。

それが今のイスラエルです…。

 

イスラエルの由来

 

イスラエルの名は恰好良いです。

まぁユダヤ関連なのは予想できますよね?

そう、旧約聖書からとってきています。

ユダヤ人の祖先ヤコブに授けられた「神の戦士」という

意味を持つ「イスラ・イル」に由来しています。

 

神の戦士って恰好良いですね…!

 

基礎情報(外務省HPより)

国名:イスラエル国

独立:1948年

国旗制定:1948年

旗比率:8:11

面積:2.2万平方キロメートル

人口:約868万人

首都:エルサレム

民族:ユダヤ人(約75%)、アラブ人その他(約20%)

言語:ヘブライ語、アラビア語

宗教:ユダヤ教(75%)、イスラム教(17.5%)、キリスト教(2%)、ドルーズ(1.6%)

通貨:新シェケル

時差:-7時間

国歌:ハティクヴァ(希望)

 

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まとめ

・青はパレスチナの空

・白は清浄・純潔

・青と白はユダヤ教の祈祷用肩掛けタリートから

・中央の六芒星はダビデの星

・元々ダビデの星は神聖ローマ帝国から下賜されたものだった

・考案者はシオニズム運動創始者の1人、ダビデ・ウルフゾーン

・イスラエルは神の戦士、という意味から来ている

 

以上です。

 

今なおくすぶり続けるパレスチナ問題…

 

民族や宗教の垣根を越えて上手く共存できるようになればいいのですが…

まぁ民族同じ、対して宗教観無い日本でもコレだからウン…

 

民族違って宗教も違うとなるとやはり壁は厚いってことなんでしょうかね…

なんか寂しい話ですね…

 

それはさておき、イスラエル国旗のデザインは個人的には恰好良いので好きですよ。

個人的にはシンプルなのが良いですね。

色も青と白の2つで良い。

 

恰好良いので僕はかなり好きです。

 

でも考案者の名前はちょっと気になりますね(しつこい)

え?気になりません?

僕は気になるよ!!(笑)

 

 

次回予告:ケニア国旗

ケニア国旗は目立つ国旗ですよね。

あの独特の盾と槍が交叉した意匠が特徴的です。

アフリカで武具をあしらった国旗を作ったのはケニアが最初なんですよ。

そしてマサイ族でも有名ですよね。

折角なのでケニア国旗だけではなく、マサイ族についても触れて…触れて…

触れられたら…良い…なぁ…(おい)

 

ではまた次回の記事でよろしくお願いします。

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