スイス国の赤地に白十字にはどんな意味があるのでしょう?
そして白十字は実は縦横同じ長さでは無いのをご存知ですか?
はたしてどちらがどれだけ長いのか…その理由とは一体。
因みにスイス国旗の愛称、めちゃ恰好良いです(笑)
また、赤十字の旗はスイス国旗の色を反転させたものというのは…
見れば解りますね(笑)
では何故そんなことになったのか?
そしてスイスのやばいお手洗いの謎とは一体!
それらについて迫りますよ。
目次
スイス国旗の意味
スイス国旗の由来
赤十字の旗について
スイスの由来
スイスのお手洗い
基礎情報
まとめ
スイス国旗の意味
スイスの旗は赤地に白十字です。
赤色は生死をかけた主権と力の象徴と言われています。
白十字はキリスト教を意味しています。
尚、白十字の縦は横より6分の1長くなっています。
縦の方が少しだけ長いんですよ。
何故そんな事をしているのかって?
ははは、そんな事も解らないとは…ごめんなさい僕も解りませんっ!!
で、済ますわけにも参りますまい…しょうがない、ちょっと考えてみます。
そうですね…キリスト教の十字を模しているのであれば、
キリスト教の十字架ってのは基本的に横が少し短く縦が長いですよね。
かつ、正十字ではなく、横棒は縦棒の中心より少し上についています。
それはまぁ…キリスト教徒の持つ十字架がキリストが処刑の際に、
架けられた十字架を模しているからだろうということなので、
特段驚くべき事でも無いのでしょう、が。
旗にそのまま採用したとしたらどうでしょうか?
まぁ正十字の方が映えますよね。
しかし完全に正十字では十字架にならない…
だから正十字の形だけどもキリストの十字架にならって縦を少し長くした。
と、いうのはどうでしょうか?
いまいち?
そんな~これ以上は無理っすよ…
そんなわけで旗の中心に十字が入っているのが特徴な訳です。
スイス国旗の呼び名にもその特徴が良く表れています。
スイス国旗は「フェデラル・クロス」(連邦十字)の愛称で呼ばれています。
…。
なんかまた恰好良い名前が出てきましたよ。
必殺技の名前かよと…
ドイツ国旗のライバル出現って訳ですか?(意味不明)
なんか必殺技の打ち合いでドイツ国旗とスイス国旗の名前叫んでも
違和感ない気がするんですよ。
「シュワルツ・ロット・ゴルト!!」(黒き赤は黄金色に輝く!)
「フェデラル・クロス!!」(連邦十字!)
邦訳を入れた()が無ければ恰好良いですねウン。
そしてスイス国旗が他の国旗と比べて特異な点が1つあります。
旗比率です。
旗比率が1:1…つまり正方形なんです。
まぁ商船旗や国際行事では横長の旗も使用しますけどね!
ではスイス国旗の由来にいきますよ。
スイス国旗の由来
4世紀頃まで、スイスはローマ帝国の庇護下にありました。
しかし西ローマの統治能力が低下し、撤退した事でスイスには
複数の民族が混在する事となりました。
アレマン人・ブルグント人・ラエティ人・ランゴバルド人です。
この4民族の共存が、スイスでドイツ語・フランス語・ロマンシュ後・イタリア語、
の4つがスイスで用いられるきっかけとなりました。
6世紀、フランク王国の統治下に入る。
900~980年、マジャール人やイスラム教徒が侵攻してくる。
この侵攻がきっかけでスイスの諸地域が自立した。
13世紀、神聖ローマ帝国領となる。
この時、ウーリ州、シュヴィーツ州、ウンターヴァルデン州が自治権を獲得する。
1240年、神聖ローマ帝国フレデリク2世はスイス独立3州の一つ、
シュビーツにスイス国旗の原型…赤旗を下賜しました。
最初はただの赤旗だったんですね。
タイ国旗みたいですね。
そしてスイスと同盟を結ぶ諸州が軍旗の一部として、
この赤旗を取り入れて行きました。
1291年、ウーリ、シュヴィーツ、ウンターヴァルデンの3つの州の代表者達は集まって対ハプスブルク家自治独立維持同盟を締結。
これがスイス連邦の原型となった。
何故このような同盟が締結されたかというと、神聖ローマ皇帝に選ばれなかったアルプレヒト1世がスイスの経営に専念した為です。
三地域は、アルプレヒト1世のスイス経営の一環として、折角得た自治を取り上げられないか危惧したんですね。
14世紀にキリスト教を意味する白十字が加えられました。
1480年、ローマ法王はこの白十字を正式に承認しました。
その後、独立州を咥えてスイス連邦は大きくなっていきますが各州の間での争いは常におきていました。
1648年、正式に神聖ローマ帝国から独立。
1814年、フェデラル・クロスが正式にスイスの統一旗となる。
1815年、国家としての永世中立国が認定される。
1848年、新憲法で連邦軍の旗として採用される。
1889年、白十字の縦横比率が現在のように決められ、国旗として制定された。
以上がスイス国旗の由来です。
早いうちから自主独立を謳っていたんですね。
エリア88でミッキーがスイスの永世中立は伊達じゃないみたいなことを言っていましたがその通りでしたね。
赤十字の旗について
1863年、スイスのアンリ・デュナンが赤十字を創設しました。
赤十字の理念は人道的立場から敵味方の区別なく戦時の負傷者を救済するというものです。
赤十字の旗は、創立の為に尽力したデュナンに経緯を評して、デュナンの祖国であるスイス国旗を反転したものが採用されました。
この十字には宗教的意味は無いと何度も確認されましたが、
イスラム教が普及している国では十字を新月に変えた赤新月、
イスラエルはダビデの赤盾と菱型旗をそれぞれ採用しています。
イスラエルはユダヤ教だからでしょうね。
スイスの由来
スイスの由来ははっきりしており、
最初の独立3州の1つシュビーツからきています。
このシュビーツがSuisseになり、それをフランス語読みしたものが
スイス、となります。
シュビーツの語源はドイツ語で酪農場、と呼ばれるものです。
スイスのお手洗い
昔TVで放映していたのを見たことがあるのですが…
スイスのローザンヌにある公衆トイレは透明ガラス張りらしいです。
つまり外から中が丸見え…
まじかよ…スイス人どーなってんだ…って思うかもしれませんが
人が中に入ると外から中の様子は視えないらしいです。
モーションセンサーが中の人を察知して外から中への視界は
さえぎるようにするとの事。
でもこれ…長時間トイレに座ってたらさ…
また透明に戻るんじゃ…?
ありません?デパートのトイレとかに行って長い事座っていると
電気が消えて真っ暗になってしまう事…。
便座の上で手を振ったりしないと電気が点かないというね。
電気付かないだけならまだしも外から丸見えになるのはちょっと(笑)
因みにこんな仕様にした理由は「公衆トイレを綺麗に保つ意識を市民に促す」為らしいですよ。
工事費が日本円で約3000万円かかるとか…へー…
因みにローザンヌ市では好評で2011年には10個設置されたそうな…
3億円使ったのか…へー…
しかも中からは外は丸見えのままっぽいんですが…。
なんでしょうね、この野外でトイレしてる気分に浸れるって事ですかね…?
ぜんっぜん嬉しくないんですが!!
スイス中の公衆トイレがこうなったら凄いな…
基礎情報
国名:スイス連邦(瑞西)
建国::1291年
制定:1889年
旗比率:1:1
面積:4.1万平方キロメートル(九州と同じくらい)
人口:842万人
首都:ベルン
民族:主としてゲルマン民族
言語:独語(64%),仏語(23%),伊語(8%),ロマンシュ語(0.5%)(2015年,スイス連邦統計庁)
宗教:カトリック37%,プロテスタント25%,その他キリスト教6%,イスラム教5%(2015年,スイス連邦統計庁)
通貨:スイスフラン
国歌:スイス賛歌
時差:-8時間
まとめ
・赤は力と主権
・白十字はキリスト教
・白十字の縦の方が横より6分の1長い
・最初は赤地の旗だった
・フェデラル・クロスと呼ばれる。
・12世紀にスイスが建国されてから使われてきた。
・スイスは独立3州の1つであるシュビーツに由来
・スイスの公衆トイレは透明なものがある
スイス国旗どうでしたか?
フェデラル・クロスは恰好良い呼び名ですね。
しかし余りネタを淹れれなくて著者的には若干不満が…(おい)
いや、普通に紹介だけすれば良いんでしょうがなんというか
折角なのでこう色々解る人には解るネタをいれたい訳ですよ。
解りますかこの良く解らない拘り。
良く解らないだけに良く解りませんでしたか…すみません。
次回予告:トルコ国旗
略してトルコッキ!!
…。
トルコ国旗は恰好良い愛称を持ち(お前もか)
かつ、中東・アラブの国旗史において無視できない影響を与えました。
例えるならオランダ国旗がヨーロッパの国旗史に与えた影響と似ていますね。
意匠は全然異なるトルコ国旗とオランダ国旗ですが、
国旗史に燦然とその足跡を残したという点では共通しています。
さて、そんなトルコ国旗、どんな意味や由来があるのか!
是非読んで下さいね!
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