南アフリカ国旗の意味や由来

<スポンサーリンク>

南アフリカ国旗は若い国旗です。

レインボーフラッグと呼ばれる多色国旗には、

南アフリカの哀しい歴史が詰まっていたのです。

そして南アフリカでのみ栽培可能な健康茶とは一体…?

一緒に南アフリカ国旗や南アフリカを見て行きましょう。

<スポンサーリンク>

目次

南アフリカ国旗の意味

南アフリカ国旗の由来

南アフリカ国旗の昔の姿

南アフリカ由来の健康茶

南アフリカの由来

基礎情報

まとめ

 

南アフリカ国旗の意味

南アフリカ国旗の意味について視て行きましょう。

南アフリカ国旗はレインボーフラッグ(虹の旗)と呼ばれています。

その名の通り多数の色から構成されているのです。

 

黒色・黄色・緑色・白色・オレンジ色・青色。

全部で6種類の色で構成されています。

 

そして旗竿側の三角形は勝利…VictoryのVを意味しているとの事です。

多数の民族と文化の共生、未来への堅実な歩み、を象徴しています。

 

配色の原型は黒人解放組織「アフリカ民族会議」の党旗です。

この旗ですね。

アフリカ民族会議

で、これをベースに完成させたのが今の国旗です。

旗竿側に3つの色を寄せつつ新しく3色を追加した感じですね。

白・青・赤の追加です。

 

では元からあった色の意味と追加された色の意味を見比べながら、

どのように南アフリカが変わったのかを推察していきましょう。

 

元の色

黒色:黒人

黄色:豊かな鉱物資源

緑色:農業と森林資源

 

を表しています。

元の色だけだと黒人の国であり、農業が主要産業で鉱物と森林に恵まれている、

という印象を受けますね。

 

では追加された色について視ていましょう。

 

赤色:黒人闘争で流された血

青色:空と海の色

白色:白人

 

となっています。

 

南アフリカは長い間アパルトヘイトと呼ばれる人種隔離政策を実施していました。

このアパルトヘイトを撤廃する為に沢山の血が流されてきました。

その為に赤色が加えられました。

人種差別の悲劇を忘れないように、という願いでしょうか。

 

そして第二次世界大戦が終結した後、世界の流れは人権思想に流れていたにも関わらず、

人種差別政策を継続していた為、経済制裁を受けていました。

その経済制裁解除からの海外との国交再開を意味しての海や空の青色…?

え?強引?

まぁ青色は単純にデザイン的な理由で付け加えられただけかもしれません(おい)

そして白色は今迄の支配者層…差別してきた側の白人ですね。

ここで白人を差別し返したりしたら自分達の今迄の活動を自己否定することになりますし、

白人を意味する白色を入れるというのは必然だったと言えるでしょう。

 

とまぁ、色々言ってきましたが南アフリカの旧宗主国はイギリスとオランダ。

そしてイギリスとオランダ国旗に使われている色は…

 

イギリス国旗:赤・青・白

オランダ国旗:赤・青・白

 

完全に一致。

つまりは…そう言う事なのだよ…

え?わかんない?ふざけんな?

いやだから~ほら…かつての支配層に考慮したのですよ。

無下にしない的な?

そういうの大事よ?

アパルトヘイト撤廃されたからといって白人が居なくなったわけじゃないですからね。

 

というわけで古い色は黒人解放組織「アフリカ民族会議」から

新しい色は旧宗主国イギリス・オランダの国旗の色から

とってきたというわけですね。

こうする事で

アフリカの伝統(黒・黄・緑)と

歴史(赤・青・白)を国旗一枚で表しているわけです。

 

意匠の考案者は教育省職員のブラウン・ネルという方のようです。

 

旗比率は2:3。

割と正方形に近いですね。

 

レインボーフラッグって言うのは解った。

色の数が6個なのも解った。

色の説明や意図も解った。

 

でもそもそも論からして虹の色数って幾つなのよ?

6なの?7じゃないのって?

そうですね、もっともな疑問と言えるでしょうッ!!

なので答えましょう!!

虹の色数は…(ゴクリ)

 

国によって違います!!(おい)

 

え?ふざけんな?

まぁまぁ落ち着けよジョージ…とりあえず話を聞いてくれたまえよ。

怒るのはそれからでも良い、そうだろう?

いやね、学術的には7らしいですよ?

ニュートンが音楽の七音階になぞらえて7つにしたとか。

しかし実際の処、虹の色数は国によってその認識は異なるとの事…。

例えば…

アメリカやイギリスでは6色。

まぁイギリスの文化を色濃く受け継ぐアメリカがイギリスと同じというのは頷けます。

フランスやドイツは5色。

アフリカ関連では部族によって7だったり3だったりするようです。

 

そもそも虹の色に黒なんてあるの?

と思うじゃん?

あるのですよ、国によっては黒。

というか沖縄では虹は赤・青もしくは赤・黒の2色で見ていたとか…?

 

とまぁそんな訳で多色国旗はなんでも虹の旗と言い晴れない事も無いのでは?

という結論になってしまったのです(笑)

 

<スポンサーリンク>

南アフリカ国旗の由来

 

1652年、バルトロウ・ディアスが南アフリカ南端喜望峰に到達。

 

17世紀、オランダの植民が進み、ケープ植民地が成立。

 

18世紀、イギリス人が到来。オランダと争い勝利。ケープタウンを占領。

 

19世紀初頭、ケープタウンはイギリスの正式な植民地となりイギリス人が増加。

 

1899年-1902年、反抗する既存白人勢力(ドイツ人やオランダ人等)を下し、

イギリスは南アフリカを支配。

 

1910年、ケープ州、ナタール集、トランスヴァール州、オレンジ州の、

4州からなる南アフリカ連邦として統合。

 

1911年、白人労働者を優遇した人種差別法を制定。

これを契機に人種差別法は次々と制定されていった。

 

1927年、南アフリカ国旗が制定される。

 

1948年、アパルトヘイト政策(人種隔離政策)が本格的に推進される。

国連などの抗議があったが辞めなかった。

 

1961年、イギリスが人種差別政策に関する非難を南アフリカ連邦へ行う。

南アフリカ連邦はイギリス連邦から脱退、南アフリカ共和国へとなる。

 

1980年頃、西側諸国はアパルトヘイトを続ける南アフリカ共和国へ経済制裁を取る

 

1990年代、デ・クラーク大統領がアパルトヘイト法案の撤廃を行う

 

1994年、南アフリカ共和国初の総選挙が実施される。

アフリカ民族会議が勝利し、ネルソン・マンデラ議長が大統領になる。

今の国旗となるレインボー・フラッグが制定される。

 

こうしてみると人種差別政策は80年近く続いた事になります。

いやぁ…大変でしたね…。

では次に、今の国旗になる前の南アフリカ国旗の姿を見てみましょう。

 

南アフリカ国旗の昔の姿

 

1927年に制定された旗です。

南アフリカ旧国旗

これですね。

上からオレンジ・白・青の横三色旗です。

この三色はオランダのオラニエ家の色です。

中央の白地にある3つの旗は左から

イギリスケープ植民地とナタール植民地を表すイギリス国旗、

オレンジ自由国、

トランスバール共和国、

の旗を配置しています。

当時のアフリカはこの3地域によって構成されていました。

 

ん?

オレンジ自由国とかトランスバール共和国って何だって?

オレンジ自由国やトランスバール共和国はアフリカーナ―と呼ばれる、

南アフリカに移民した白人(但し英国系では無い…主にオランダ人)

が起こした国なのです。

2国とも、1902年にイギリスによって滅ぼされ、併合されています。

この旗が1994年まで使われる事となるのです。

 

南アフリカ由来の健康茶

 

ルイボスティーをご存知ですか?

実は、ルイボスティーは世界でも南アフリカでしか栽培できないんです!

そう、南アフリカは世界唯一のルイボスティーの栽培地。

そのルイボスティーは南アフリカの先住民が「不老長寿の薬:

と称して飲んでいたものらしいですよ。

色々と体に良い効能があるルイボスティー、

南アフリカ国旗に思いをはせつつ飲んでみるのも良いのではないでしょうか?

 

南アフリカの由来

これはもう単純です。

アフリカ大陸最南端。

つまりはそういうことです。

捻りも何もなさすぎますね(笑)

 

<スポンサーリンク>

基礎情報

国名:南アフリカ共和国

建国:1910年

国旗制定:1994年

旗比率:2:3

面積:122万平方キロメートル(日本の約3.2倍)

人口:5495万人

首都:プレトリア

民族:黒人(79%)、白人(9.6%)、カラード(混血)(8.9%)、アジア系(2.5%)

言語:英語、アフリカーンス語

宗教:キリスト教(人口の80%)、ヒンズー教、イスラム教等

通貨:ランド

時差:-7時間

国歌:南アフリカ国歌

 

まとめ

・南アフリカ国旗はレインボーフラッグと呼ばれている

・黒色:黒人

・黄色:豊かな鉱物資源

・緑色:農業と森林資源

・赤色:黒人闘争で流された血

・青色:空と海の色

・白色:白人

・旗竿側の三角形は勝利を表すV字であり、全民族と文化の共生、未来への堅実な歩みを象徴している

・色はアフリカ民族会議と旧宗主国のイギリス・オランダ国旗の色から持ってきた

・南アフリカは長い事アパルトヘイト(人種隔離政策)がとられていた

・ルイボスティーは南アフリカでしか栽培できないそーな

・南アフリカはアフリカ大陸最南端にあるから

 

以上です。

どうでしたか?

他の植民地国家と違って独立!というのとはまた違う歴史を歩んでいるのが、

興味深かったのでは、と思います。

後、虹ね。

黒色を虹の色に採用している国あるんですね。

割と驚きです。

それと国によって虹の色数が違うとかね。

虹と言えば7!というのは人がいかに固定概念に縛られ易いかということを、

教えてくれました。

色んな価値観がありうる、という事を忘れないようにしないといけませんね。

そうすればアパルトヘイトといった哀しい事も起きないはずです…。

多用な価値観を尊重しましょう。

 

次回予告:サウジアラビア国旗

サウジサウジサウジアラビア~

というわけでサウジアラビア国旗。

国旗の中央にどーん!と書かれた文字!

一緒に解読していきましょう!

 

<スポンサーリンク>

SNSでもご購読できます。

カテゴリー

コメントを残す

*