リトアニア国旗の意味や由来

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バルト三国の中でも一番南に位置するリトアニア。

実は、リトアニアはかつて東ヨーロッパ最強と呼ばれた国でした。

そんなリトアニアの国旗は横三色旗。

東ヨーロッパ最強の国と呼ばれたリトアニアの国旗の意味や由来について解説していきます。

 

もくじ

リトアニア国旗の意味

リトアニア国旗の制定までの経緯

リトアニアの意味

基礎情報(外務省HPより)

まとめ

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リトアニア国旗の意味

現在のリトアニア国旗は横三色旗です。

上から順に黄色・緑色・赤色の配色をしています。

旗比率は3:5。

 

旗の色について解説していきます。

黄色は太陽と小麦と自由への解放を意味しています。

 

緑色は森林と回復した希望を意味しています。

 

赤色は独立解法の為に戦った愛国者の血を意味しています。

 

この配色は、もともとは伝統的な民族衣装の色彩の中から生まれたとの事です。

特に赤色は中世のリトアニア公国の紋章に使われていました。

 

多分コレだと思うんですが…

中央の騎士の処とかでしょうかね。

 

旗比率についてですが、今は3:5ですが元々は1:2でした。

2004年に旗比率が1:2から3:5に変更されたのです。

1:2は世界の約半数の国が採用している旗比率だったので…

独自性を持たせたくて変えたんでしょうかね…?

 

因みに、リトアニア国旗は縦でも横でも掲揚する事が許されています。

横向きに掲揚する場合は黄色が上。

縦向きに掲揚する場合は黄色の面を左、赤色の面を右に向かって掲揚します。

 

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リトアニア国旗の制定までの経緯

リトアニアはバルト三国の南部に位置する国です。

今では小さいですが、かつては東ヨーロッパでも最強の国家でした。

 

13世紀、ドイツ騎士団の侵入に抵抗するためにリトアニア公国が生まれる。

 

14世紀、東ヨーロッパ最強の国家になる。

リトアニア大公国の公室旗がこちらです。

騎士の意匠が実に恰好良い!!

 

1595年、ポーランドと合体。

当時の国旗はこうなりました。

ポーランドの国旗に使われている赤と白とリトアニア公国の国章は

色的に相性が良かったようですね。

かなり恰好良いのではないでしょうか?

 

ポーランドと合体しても独自の通貨や法令等を保持していました。

しかし、最終的には政治・言語・文化などにおいてポーランドの影響を受けていきました。

 

その後、スウェーデン軍との戦いでかなりのダメージを受けました。

その傷をいやす間もなく大北方戦争が起きます。

その結果、リトアニアの人口の約四割が死亡。

更にはロシア・オーストリア・プロイセンによって分割されていきます。

 

1795年、ポーランド分割によりリトアニアはロシアの支配下に入りました。

その後何度か蜂起を行いますが失敗。

そしてロシアはリトアニアのロシア化政策を強化。

ロシアによりリトアニア語により刊行物などの発行が禁止されます。

そんな独立運動が続く最中…

 

1898年の民族解放運動の中から今の国旗のデザインは生まれました。

 

1918年、ロシア革命の後に国旗として採用されました。

これが今の国旗となります。

 

1940年、ソビエト連邦が侵攻。

漸く独立したにも関わらず僅か22年でソビエト連邦へ強制併合されてしまいます。

リトアニア日本領事館の杉原千畝がユダヤ人を助ける為にビザを発行したのはこの頃です。

翌年のドイツのソ連への侵攻によりナチスドイツ支配下に入ります。

 

1944年、再びソ連に併合されます。

パルチザンが戦いますが勝てず…多くの人が亡くなりました。

こうして国旗もこのようにされてしまいます。

1953年から1988年までこの旗が使われました。

 

1989年3月20日、以前の国旗であり、今の国旗でもあるリトアニア共和国国旗を制定。

まだ独立していませんでしたが、独立に先立ち国旗が制定されました。

71年ぶりに国旗が復活したのです。

 

1991年9月6日に独立。

尚、独立した際に当然残留ロシア人が出ました。

リトアニアはエストニアやラトビアと異なり、残留ロシア人に対してほぼ無条件でエストニア国籍を与えています。

 

リトアニアの意味

リトアニアの意味には幾つか説があります。

1つは海岸を意味する「Lietuva」に地名接尾語「-ia」がついたものです。

すると「海岸部の国」という意味になります。

 

他には国土だった場所を流れていた川の流域の呼称「Lieta(流れる)」が展示て「流域の地」という説もあります。

 

基礎情報(外務省HPより)

国名:リトアニア共和国

独立:1991年9月6日

国旗制定:1989年3月20日

首都:ビリニュス

面積:6万5000平方キロメートル

人口:284.9万人

言語:リトアニア語

宗教:主にカトリック

通貨:ユーロ

国歌:国民賛歌

時差:-7時間

 

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まとめ

・リトアニア国旗は横三色旗

・リトアニア国旗の黄色は太陽と小麦と自由への解放

・リトアニア国旗の緑色は森林と回復した希望

・リトアニア国旗の赤色は独立解法のためにたたかった愛国者の血と勇気

・リトアニア国旗は縦にも横にも掲揚して良い

・旗比率は1:2から3:5に変更された

・元々のデザインは民族解放運動の中から生まれた

・独立に先だって国旗制定された

・1918年に一度制定されたが1940年にソ連へ強制併合されて禁止された

 

リトアニア国旗については以上です。

リトアニア大公国の勇ましい騎士の旗、恰好良かったですね。

何故そのデザインを活かさないのか!

一応、リトアニア国旗のデザインはフランスの三色旗の流行に乗っかったらしいですはい。

 

完全に筆者の想像ですが、

革命に成功した国!

ということで縁起を担ぐ意味もあったのでしょう。

 

エストニアも横三色旗ですからね。

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コメント

  1. AK より:

    私も、猫犬、料理が好きです!
    私はリトアニアに住みたくて、インスタなどでいろいろとみているんですけど、、、、、
    なかなか行けなくて…… リトアニアのことをまとめてくださってありがとうございます!

  2. AA より:

    私はリトアニアに住みたくて、インスタなどでいろいろとみているんですけど、、、、、
    なかなか行けなくて…… リトアニアのことをまとめてくださってありがとうございます!
    私も猫犬と料理が好きです。あと裁縫とか。

  3. ゆき より:

    Twitter フォローしときました!
    これからも頑張ってください!

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