リビア国旗の意味や由来

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つい最近まで緑一色だったリビア国旗。

緑一色になったのには深いようで浅い訳があったのです!

まさにジョバンニが一晩でやってくれました!

そして今のリビア国旗は以前のリビア国旗を復活させたものです。

Z時を越えて復活したリビア国旗について解説していきます。

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もくじ

リビア国旗の意味

リビア国旗の由来

リビアの由来

猫ちゃんはリビアから来た

基礎情報

まとめ

 

リビア国旗の意味

リビア国旗は上から赤・黒・緑の横三色旗であり(ただし上と下の幅は狭い)

中央の黒帯に白い三日月と星が配置されています。

旗比率は1:2です。

赤は剣と力を!!ソードイズパワー!

黒はイスラムの戦い!闘争を!

緑は自然、緑地への憧れを!

意味しております。

緑=自然とか緑地への憧れってストレートですね。

割と緑で自然とか緑地って少ないのでなんか新鮮ですわー

そういう意味では珍しいですねリビア国旗。

 

さて、お次は三日月と星です。

ガンダムで三日月といえばオルフェンズ。

国旗に三日月と言えばイスラム。

と言えるくらいイスラム率の高い三日月の意匠。

当然リビア国旗の三日月もイスラム教を意味しております。

五陵星に関しては、希望と神に対する信仰の光も意味しているらしいです。

光が月じゃなくて星というのがリアルですね。

月はそれ自体は光り出していませんからね!!

いや、そこまで考えてこうしているのかは解りませんが(笑)

旗比率は1:2。

結構横長です。

 

リビア国旗の由来

リビアは今のエジプトの西側に位置する地域です。

 

16世紀頃からオスマン帝国が支配をしていました。

 

1911年、イタリアがリビアを植民地化。

16世紀から1911年までには厳密に言うと、途中カラマンリー朝がありましたが割愛します。

第二次大戦、イタリアの属する枢軸国側が敗戦、イタリア領だったリビアはイギリスフランスの共同統治領となりました。

 

1951年、リビア連合王国として独立。

これは1949年の国際連合の決議によるものです。

 

リビア国旗

その時の国旗がこれ!!

あれ?今のと同じじゃん?

良く気づきましたね…そうなんですよ同じなんですよ~

 

1963年、リビア王国が成立。連邦制は廃止となる。

国旗はそのままです。

 

1969年、カダフィによるクーデターが発生。

王制は終わり、共和制が発足した。

そして国旗も変更されます。

リビア・アラブ国旗1969-1972

これ、エジプト国旗と同じ配色なんですよね・

 

1972年、アラブ共和国連邦となる。

国旗は下記になりました。

アラブ共和国連邦旗1972-1977

エジプト・リビア・シリアの三ヶ国が1つの国としてまとまりました。

この三ヶ国が同じ国旗を使用していたのです。

 

1977年、アラブ共和国連邦解体。

リビアは大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国へとなりました。

これはエジプトの大統領がイスラエル訪問して単独で和平協定交渉を結んだ事がきっかけです。

アラブ諸国とイスラエルは長い間敵対関係にあったのに勝手に和平協定を結ばれて怒ったわけです。

しかもアメリカ寄りの外交を発表しました。

イスラエルとアメリカといえば仲良しこよし。

アラブ各国からしてみれば完全に裏切り行為です。

怒ったカダフィは側近に無茶振りします。

「明日までに新国旗を用意しろ!」

とまぁ…この無茶振り…おんな城主直虎の鶴と亀のやりとりを思い出しますね…

あれは酷かった…(笑)

そんな訳でジョバンニが優秀な側近達はなんと、一晩でやってくれました。

にはならなかった為、用意された国旗がこちら。

リビア国旗1977-2011

うん…ギャグじゃないんですよ?

世界一シンプルですねコレ…(遠い目)

で、この国旗が通って採用されるんです(笑)

というかカダフィは大変気に入ったそうです…

いやぁ世の中解らないものですね…

多分最初カダフィもね。

 

「これ何なの?お前舐めてるの?」

 

って言ったと思うんですよ。

そこから側近の当意即妙な返しがきっと冴えていたんですよ

 

「緑一色は閣下の記した緑の書にも通じ、更に緑の書に記された緑地革命にも通じるものです。そして当然ですがイスラム教世界において緑は始祖であるマホメット様のターバンの色であり、神聖な色。神聖リビアにはこの緑一色旗以外に道はありますまい」

 

とかなんとか答えたんじゃないでしょうか?

この回答によりカダフィはきっとこの国旗を大変気に入ったんですよ。

 

一応もう一度解説しておきますが、緑はイスラム世界ではイスラム教の創始者であるマホメットのターバンの色とされていますし、カダフィの記した緑の書に基づく緑色革命、も象徴していたというのが気に入った理由だと思いますよ。

そしてこの国旗が2011年まで34年の長きにわたって使われる事になるのです…長い(笑)

 

2011年、リビアで内戦が発生。

同年にカダフィが戦死。

リビアになる。

そして国旗は最初の国旗が復活することとなるのです。

リビア国旗

これですね!

こうして今に至るのでした。

 

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リビアの由来

国名のリビアは先住民族のリビア人から来ています。

このリビア人の名前はギリシャ神話に登場する、

ポセイドンの妻「リュビア女神」に由来しています。

リュビアとは元々、ギリシャから見て「地中海の向こう」を意味する言葉であり、

アフリカ大陸そのものを示していました。

リュビアはエジプト王エパフォスの娘だったので、

リュビアにこのような意味が生まれたのでしょう。

因みにエパフォスはイーオーとゼウスの子供なのでまぁ神様みたいなものです。

エジプトの王なのにギリシャ神話由来だって…?

ギリシャ神話が(トロイア戦争が)紀元前1500年くらいみたいなので…

ただエジプト王朝は紀元前3000年とか4000年くらいからあるしー

エパフォスはメンフィス等を建設したと言われているんですよね。

で、エジプト王朝は上エジプトと下エジプトを統一してできたものなので…

エパフォスがメンフィス等を建設→都市国家群→エジプト王家が統一

という流れですかね。

ただし、メンフィスを建設したのはエジプト王朝のメネス王という説もあるので…

メネス=エパフォス、説をここは提唱したい!

あ、はい国旗と関係無くなり過ぎましたねすみません。

 

猫ちゃんはリビアから来た

ペットとして大人気の猫。

我が家でも飼っていますが…

この猫たちの祖先がリビアヤマネコであることが解ってきました。

世界中のイエネコ979匹のDNAを解析した結果!

辿り着いたのがリビアヤマネコだそうです。

979匹という数はサンプルとして多いのか少ないのか…

ただ、世界中の979匹の猫が全部リビアヤマネコに収束するのであれば、

結構な確率で皆さんが飼っていたり、

見かける猫ちゃんの祖先はリビアヤマネコかもしれませんね。

調査した結果、少なくとも5匹の母猫から分化していったとのことです。

始まりの5匹ってことですかね…!

 

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基礎情報

国名:リビア(利比亜)

独立:1951年

制定:2011年

旗比率:1:2

面積:176万平方キロメートル(日本の約4.6倍)

人口:628万人

首都:トリポリ

民族:アラブ人

言語:アラビア語

通貨:リビア・ディナール

宗教:イスラム教(スンニ派)

時差:-8時間

国歌:Libiya Libiya Libiya(我が祖国)

 

まとめ

・赤は剣と力

・黒は闘争

・緑は草原と緑への憧れ

・三日月はイスラム教

・星はイスラム教と希望と神に対する信仰の光

・リビアは周辺国家と統合と分離をしていた関係上、国旗が割と変更された。

・一時期(というか割と長期間)緑一色だった

・リビアは先住民族のリビア人からきている

・エパフォスとエジプト文明との関わり合いは不明…エパフォス=メネス王説を著者は推したいところです

・イエネコ達の先祖は少なくとも5匹の母リビアヤマネコのようです

 

以上です。

リビア国旗、どうでしたか?

緑一色とは割と驚きますね。

とはいうものの、実は今までに一色染めの国旗は無かったわけではありません。

何度か一色染めの国旗は出てきていました。

ただ…全部変更されてしまって今一色染めの国旗が無いだけです。

一番最新の一色染めの国旗は当然(?)リビアの国旗だったんですよ。

他の国だとハンガリー・ソビエト共和国旗が赤1色でした。

ハンガリー国旗の処で解説してます。

後はフランス王国の国旗が白一色だった事があります。

緑・赤・白と別れましたね。

!?

配色がイタリア国旗(ハンガリー国旗)と同じじゃないですか。

何て事だ!!

つまりこれらの一色旗の制定にはイタリアもしくはハンガリーが裏で…(おい)

いや、ただの偶然ですね(笑)

 

次回予告:ルーマニア国旗

串刺し公ヴラド3世が有名なルーマニア!

フェイトアポクリファの舞台ですね。

東ヨーロッパ唯一のラテン系国家であるルーマニア。

割とヨーロッパでは見ない色の組み合わせの国旗ですが、実はある国の国旗とまったく同じだったりします。

はたしてどこの国と同じ国旗なのか…

ヴラド公は国旗に組み込まれているのか!

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