ブータン国旗の意味や由来

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ブータン国旗といえば恰好良い龍!

幻想動物を国旗の意匠にしているのは(今の処)ブータンのみ!

何故そうなったのか…

それにはちょっとした理由があったのです。

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目次

ブータン国旗の意味

ブータン国旗の由来

ブータンの由来

基礎情報(外務省HPより)

まとめ

 

ブータン国旗の意味

ブータン国旗は斜めに分割された二色旗です。

左上がサフラン色。

右下はオレンジ色に塗り分けられています。

そして中央には龍の図が配されています。

旗比率は2:3。

中央に図が配置されている時の基本的な比率ですね。

尚、ブータン国旗は縦での掲揚が禁止されています。

 

では解説していきます。

 

左上のサフラン色は国王の権威を象徴しています。

国王の権威ということは、ブータン王国という名前の通りブータンには国王が居ます。

ブータン王国は1907年から2008年までは絶対君主制でしたが、

2008年からは立憲君主制へと移行しました。

 

 

右下のオレンジ色はチベット仏教の信仰と、宗教的実践を表しています。

チベット仏教はチベットを中心に発展した仏教です。

まぁ名前の通りですね。

チベット仏教は、7世紀前半にチベットの国王が、

仏教を国政に取り入れた事から始まりだったと言われています。

 

ダライ・ラマはチベット仏教の最高指導者の称号です。

 

チベット仏教は大きく四宗派に分かれています。

ブータンでは13世紀前半頃にチベット仏教が伝わりました。

そのうちの2つがブータンでは主に信仰されています。

チベット仏教(カギュ派)を信仰する人が西部に、

チベット仏教(主にニンマ派)を信仰する人が東部に居住しているとのことです。

 

龍の白色は清浄と忠誠を表しています。

龍の掴んでいるものは玉石で、富を象徴しています。

 

そもそも何故龍なのか?

それは、山間に轟く雷鳴が竜の鳴き声に聞こえた事から。

龍は王家や国民のシンボルとして崇められていたのです。

 

そもそも東洋において龍は神と同一視されたりしていますしね。

西洋の竜は悪魔の使い扱いの事が多いですが…

 

そんな事から、ブータンでは自分たちの国の事を「龍の国」

を意味するドゥルッキュルと呼んでいます。

 

以上がブータン国旗の意味です。

では国旗制定までの流れ等について視て行きましょう。

 

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ブータン国旗の由来

 

ブータンは…植民地化されていた時代が…ありません!!

東西南をインドと接しており、ご存知の通り(?)インドは

イギリスの植民地となっていましたが、ブータンは植民地化されませんでした。

むしろインドに進出していたくらいです(まじかよ)

 

1907年、今までブータンは宗教界のトップと俗人のトップが同時に君臨する

二頭体制でしたが、内乱が勃発して政情が定まらなかったため、

宗教界のトップは身を引き、絶対君主制になりました。

この年、初代ブータン国王が誕生したのです。

 

この頃の国旗は黄色地に龍の絵を描いたものでした。

 

1926年、ブータン二代目国王へと移行。

 

1949年、対角線でサフラン地と赤地に旗が分けられる。

ブータン国旗1949-1956

 

今とは龍の向きが反対ですね。

龍の図もちょっと違います。

 

インド・ブータン条約を締結した年なんですよねこの年。

その節目に国旗も変えてみた、ということでしょうか…。

 

1952年、ブータン国王、三代目へと移る

 

1956年、国旗が変更される。

ブータン国旗1956-1969

龍の向きが反対になりましたね。

ただ、右下がまだ赤のままです。

何故変更したのか?

…。

特に何も無いっぽいんですよねぇこの年…

良く解りません…

 

敢えて言うならそろそろブータン王家誕生50周年記念的な…?

(そんな理由で国旗変えるのかなぁ…)

 

また、龍の向きが旗竿側だったのが旗尾側になりましたよね。

これ、はたむくと逆に龍の顔とか見え難くなるのでは?

という疑問があるのですよね。

 

ただ反対になることで顔の向きが対角線上にそっているので

バランスは良くなった気はしますが…。

それなら対角線の向きを変えた方が良かったのではーとか思ってしまいます。

正直どっちもどっち的な感じがしますが…

皆さんはどう思います?

 

 

1969年、現在の国旗へと意匠が変更される。

 

これも良く解りません(おい)

まぁ右下の赤がオレンジ色になって今の国旗になったんですよというね。

そういう話ですよ。

 

赤とオレンジ、どっちの方が良かったのか…?

個人的にはどちらも良い!としか言えませんね。

 

サフラン色と合うのはオレンジ色だと思うんですよ。

同じ暖色系ですしね。

白い龍ともマッチしています。

ただマッチしすぎている感はありますね。

 

対して赤色の方が、白い龍のアピール度は高いと言えるでしょう。

しかし赤地の場合最大の問題点として白い龍が分断されているような印象が…

 

白い龍を際立たせる効果は高いですが…

分断されているようにも見えるのは問題だなと…。

 

まぁ個人的な感想なのですけどね!

 

ブータンの由来

ブータンの由来には様々な説があります。

サンスクリット語の「チベットの端」という意味であるという説。

Bhotaがサンスクリット語でチベット、終わりがantaで合体して

Bhotan。

これでブータンという説。

 

他にはブータンのゾンカ語では「雷龍の国」を意味しているという説。

とまぁ色々あります、が…

 

恰好良いので雷流の国の方で良いんじゃないですかね!!(おい)

いやいや、こんなの恰好良さ重視でしょう!!(酷)

 

因みに、余談ですがブータンは世界初の禁煙国家です。

国内での煙草の販売は禁止されています。

 

旅行者は一応煙草を持ち込めますが、200%もの関税をかけられちゃいますし

喫煙できる場所も限られています。

 

基礎情報(外務省HPより)

国名:ブータン王国(不丹)

建国:1907年

国旗制定:1972年

旗比率:2:3

面積:約38.394平方キロメートル

人口:約77.5万人

首都:ティンプー

民族:チベット系、東ブータン先住民、ネパール系等

言語:ゾンカ語等

通貨:ニュルタム

時差:-3時間

国歌:Druk tsendhen(雷龍の王国)

 

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まとめ

・左上のサフラン色は王家の権威

・右下のオレンジはチベット仏教への信仰と宗教的実践

・竜の白は清浄と忠誠

・龍の掴んでいる物は玉石で富を象徴している

・龍はブータン国民や王家のシンボルとして崇められている

・原則として縦に掲揚するのは禁止

・かつては絶対君主制、今は立憲君主制になっている

・ブータンの由来は諸説あるが筆者的には「雷龍の国」を推したい

 

以上です。

どうでしたか?

ブータン国旗。

 

国名可愛いと思うのですが…

首都の名前もティンプーですよ?

個人的には大変可愛いと思うのですが…

思いません?

ティンプーですよティンプー?

 

ん?

国旗と関係無い?

…。

 

オホン!!

エー…

ブータン国旗は現在、唯一幻獣を国旗の意匠に採用しているらしいです。

他の国旗で生き物を採用している場合は現実に存在する動物を採用しているのですね。

 

以上!

ブータン国旗でした!

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