表と裏が違う!パラグアイ国旗の意味や由来

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パラグアイといえばマテ茶好きなイメージで、なんとお茶の消費量世界一はパラグアイ。

というパラグアイですが、そのパラグアイ国旗は裏と表が異なるものでした。

どのように表と裏でパラグアイ国旗のデザインが変わるのか。

また、どのような意味がパラグアイ国旗にはあるのか?

そう言った事について解説していきます。

 

目次

パラグアイ国旗の意味や由来

パラグアイ国旗制定までの経緯

パラグアイの意味

基礎情報(外務省HPより)

まとめ

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パラグアイ国旗の意味や由来

パラグアイ国旗は縦横比率3:5。

赤・白・青の横三色旗です。

中央には紋章が配置されています。

これは国章でもあります。

 

また、国旗の裏側は異なる記章が配置されています。

この事が、パラグアイ国旗の表と裏の意匠が異なる理由となっているのです。

これがパラグアイ国旗の裏側となります。

 

パラグアイ国旗の旗比率は3:5で、この比率はそれなりによくある比率です。

リトアニアやルクセンブルク、バングラデシュ等の国旗にも採用されています。

 

1811年にスペイン領ラプラタ副王領から独立した翌年にパラグアイ国旗は横三色旗の旗として制定されました。

これを制定したのは最高司令官であるホセ・ロドリゲス・フランシアです。

彼はフランス国旗を参考にした、と言われています。

フランス国旗はこちらですね。

フランス国旗

横にしただけですね!

 

中央の意匠は1842年に改めて入れられました。

 

それではパラグアイ国旗の意味について見て行きましょう。

 

パラグアイ国旗の赤色は正義と愛国心と勇気や平等を表しています。

パラグアイ国旗の白色は平和と統一と清浄さや純潔を表しています。

パラグアイ国旗の青色は自由と友愛と聡明さと秩序を表しています。

 

表側の中央の国章について説明していきます。

中央の星は独立した五月十四日を記念する「五月の星」と言われています。

この星を囲んでいるのはオリーブとヤシの葉です。

オリーブの葉は平和を、ヤシの葉は勝利を意味しています。

刻まれている文字は

Republica del paraguay

となっています。

これはスペイン語でパラグアイ共和国、という意味です。

 

パラグアイ国旗の裏側ある紋章は…

ライオン像とフリジア帽、そしてスペイン語が描かれています。

 

フリジア帽は自由の象徴とされています。

元々は古代ローマで奴隷が解放された際に被るものとして考案された帽子です。

転じて自由の象徴としてフランス革命の際に採用されました。

 

ライオン像はフリジア帽を守っています。

 

次に、スペイン語ですが

PAZ Y JUSTICIA

これはパラグアイの標語です。

これは「平和と正義」という意味です。

 

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パラグアイ国旗制定までの経緯

南米諸国の例に漏れず(?)パラグアイはスペインの植民地となっていました。

1537年にアスンシオンが建設されるとスペイン領となったのです。

 

1810年、ブエノスアイレスにて五月革命が起きます。

 

1811年にパラグアイはラテンアメリカの中で最初に正式に独立宣言を行いました。

 

この翌年である1812年、ホセ・ロドリゲス・フランシアが横三色旗をパラグアイ国旗として採用しました。

パラグアイはこの後、順調に発展をしていきます…そう、あの時までは…

 

1842年、パラグアイ国旗の中央に国章を入れて現在のものと同じデザインになる。

※国旗の裏側はまだ現在と同じデザインでは無かった

 

パラグアイの順調過ぎる発展を好ましく思っていなかった

ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイの三国同盟軍がパラグアイに攻め込んできたのです。

1862年、パラグアイは進行してきた三国同盟軍と勇敢に戦いましたが…

1870年には敗北。

 

こうしてパラグアイはこの戦争によって大きな傷跡残す事となるのです。

 

1932年にはボリビアが奇襲攻撃を仕掛けてきます。

なんかパラグアイ可哀想ですね…何したっていうの…?

この戦いにパラグアイは勝利します。

この戦いはチャコ戦争と呼ばれています。

 

その後内戦となり、軍部が長期独裁政権を握ります。

 

1989年、長期独裁を行っていたストロエスネルがブラジルに追放されます。

民主化政策がとられるようになり…

1993年には文民大統領が誕生。

この翌年である1994年に、国旗の裏側の意匠が現在のものへと変更されます。

 

こうして現在のパラグアイ国旗が誕生したのです。

 

パラグアイの意味

パラグアイはParaguayと書かれます。

先住民の言葉であるグラアニー語でpara(海、大河)とfua(水)で大きな川(パラナ川)から、という意味であるという説が有力です。

 

基礎情報(外務省HPより)

国名:パラグアイ共和国

旗比率:3:5

建国年:1811年5月14日

国旗制定:1842年11月25日

面積:40万6752万平方キロメートル(日本の約1.1倍)

人口:約685万人

首都:アスンシオン

民族:混血(白人と先住民)95%、先住民2%、欧州系2%、その他1%

言語:スペイン語、グアラニー語(両方とも公用語)

宗教:おもにカトリック

通貨:グアラニー

国歌:パラグアイ共和国国家

時差:-13時間

 

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まとめ

・パラグアイ国旗はフランス国旗を手本にした(配色は同じで90度回転させただけ)

・パラグアイ国旗の赤色は正義、平等、愛国心、勇気を表す

・パラグアイ国旗の白色は平和と統一と清浄さと純潔を表す

・パラグアイ国旗の青色は自由と友愛と聡明さと秩序を表す

・パラグアイ国旗の旗比率は3:5

・パラグアイ国旗は表と裏で記章が異なる

・パラグアイ国旗の表側の記章は国章

・パラグアイ国旗の表側の記章は五月の星とオリーブの葉とヤシの葉とスペイン語で構成されている

・パラグアイ国旗の裏側の記章はライオンとフリジア帽とスペイン語で構成されている

・パラグアイはスペインの植民地だった

・パラグアイはラテンアメリカ諸国の中で最初に独立宣言を行った国である

・パラグアイは三国同盟軍により順調な成長が阻害されてしまった

 

以上です。

 

パラグアイの歴史…酷くないです?

順調に発展していたのが邪魔くさいからって攻めます?

どーなってんの?

って思ったのは著者だけでしょうか…

いやはや、酷い話しもあったものです。

 

折角独立したのに潰し合ってたら世話ないですね。

因みに、パラグアイの人達は勇敢に戦ったとのことです。

勇敢に戦い過ぎて戦死者が多過ぎたみたいです…。

 

それはさておき、フランス国旗の影響を受け過ぎですね(笑)

そのまんまやん!!

というね。

 

国旗の裏側の意匠もフランスの影響受けていますしね。

是非フリジア帽の話を交えつつ知り合いの人に話してあげて下さい。

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